映画『パラサイト 半地下の家族』の制作会社として知られる韓国のバルンソンE&Aが、株価低迷の影響で上場廃止の危機に直面している。
韓国取引所コスダック市場本部は10月22日、上場廃止事由の発生と投資家保護を理由に、翌23日からバルンソンE&Aの普通株について売買を停止すると公示した。

同社株はこれに先立ち、取引日ベースで終値1000ウォン未満の状態が30取引日続いたことから、8月13日付で管理銘柄の指定事由が追加されていた。コスダック市場の上場規定では、指定後90取引日以内に「株価1000ウォン以上の状態を45取引日連続で維持」できなければ、上場廃止事由に該当する。
同社は指定から46取引日が経過した10月22日時点でも、終値1000ウォン以上を一度も維持できていなかった。残る期間が44取引日となり、45取引日連続という要件を満たすことが不可能になったため、上場廃止事由が発生し、今回の取引停止に至った。
ただし、現時点で上場廃止が正式に確定したわけではない。今後、所定の手続きを経て最終的な判断が下されることになる。

一方、同社の最大株主であるムン・ヤングォン氏は、市場内で株式を追加取得。持ち株比率を従来の38.06%から40.80%まで引き上げている。
バルンソンE&Aが制作した『パラサイト 半地下の家族』は、2019年のカンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞。翌2020年の米アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の4冠に輝き、韓国映画として世界的な成功を収めた。


