ADORが、NewJeansのミュージックビデオを事前協議なくSNSに掲載した広告制作会社「イルカ誘拐団」を相手取った訴訟で、再び勝訴した。
裁判所は、制作会社側に10億ウォン(約1億2000万円)の賠償を命じた。
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ソウル高等裁判所民事5-3部は10月29日午後、ADORがイルカ誘拐団とシン・ウソク監督を相手に提起した損害賠償請求訴訟の控訴審で、1審と同様に原告一部勝訴の判決を言い渡した。
裁判所は1審に続き、控訴審でもADOR側の主張を認めた。
裁判所は、イルカ誘拐団側がミン・ヒジン元ADOR代表から口頭で同意を得ていたとしても、事前の同意なく独自に映像を追加し、制作協力会社のロゴを削除しないまま公開した行為は、ADORとの契約上の義務に違反すると判断した。
これにより、裁判所はイルカ誘拐団に対し、ADORへ10億ウォンを賠償するよう命じた。
これに先立ち、今年1月の1審でも、イルカ誘拐団がADORに10億ウォンと年12%の遅延利息を支払うよう命じる判決が下されていた。これにより、1審に続き控訴審でもADORが勝訴した。

NewJeansのミュージックビデオ制作を担当してきたイルカ誘拐団は、2024年8月、NewJeansの『ETA』ミュージックビデオのディレクターズカットを自社のYouTubeチャンネルに掲載した。
これに対しADORは、「事前の協議なく無断で映像を公開したため違法にあたる」との立場を示し、「イルカ誘拐団が自社SNSチャンネルに掲載した『ETA』ミュージックビデオのディレクターズカットには、広告主との間で意見の相違があった部分が含まれており、広告主との協議なく無断で掲載された」と指摘した。
ADOR側は、「NewJeansのミュージックビデオおよびこれに関連するすべての著作物の著作権は、ADORとイルカ誘拐団の契約上、ADORに帰属しているため、当社の公式チャンネルに掲載されるべきだ」と主張した。
その後、イルカ誘拐団側は、NewJeansの非公式ファンダムチャンネル「バン・ヒスチャンネル」に掲載していたNewJeansの映像もすべて削除し、ADORとの対立を続けてきた。

イルカ誘拐団のシン・ウソク監督は、『ETA』ミュージックビデオのディレクターズカットを「無断公開」と表現したADORの公式コメントによって名誉を毀損されたとして告訴。これに対しADORは、イルカ誘拐団を相手に11億ウォン(約1億3000万円)規模の損害賠償訴訟を提起していた。
両者の対立が続くなか、昨年11月に行われた第3回弁論には、ミン・ヒジン元ADOR代表が証人として出廷した。
ミン元代表は、「ミュージックビデオ監督が自身のSNSに映像を掲載することは、業界では通常認められている」とし、口頭での合意があったという趣旨の証言を行った。
しかし裁判所は、ミン元代表による「口頭合意」の証言を採用せず、「契約書」に基づいて判断し、イルカ誘拐団に10億ウォンの賠償を命じた。
1審に続き控訴審でもADORが勝訴したことで、両者の対立が今後収束に向かうのか注目が集まっている。
(記事提供=OSEN)
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