“雄牛”の異名を持つ韓国代表FWファン・ヒチャン。
一瞬の感情を抑えきれず、第4審判とチームの理学療法士を突き飛ばす騒動を起こした。
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ドイツメディア『MOPO』は10月29日(日本時間)、「チーム関係者を突き飛ばした?元ハンブルクのファン・ヒチャンが怒りを抑えきれなかった」「今回の行動は間違いなく波紋を呼ぶとみられる。シャルケ04とディナモ・ドレスデンによるDFBポカールの試合中、ファン・ヒチャンはタッチライン際で完全に我を失った」と報じた。
シャルケは同日、DFBポカール2回戦で2部のディナモ・ドレスデンに0-2で敗れ、早期敗退となった。

日本代表MF田中聡も出場したこの試合。ファン・ヒチャンは先発出場し、77分間プレーしたが、シュート2本、決定機逸1回にとどまり、チームを敗戦から救うことはできなかった。さらに、前半終盤には判定への不満から、第4審判と理学療法士を突き飛ばすという突発的な行動で物議を醸した。
判定に怒り、審判ら突き飛ばす
前半40分頃、ファン・ヒチャンはロングパスを追いながらフリードリヒ・ミュラーとスピードを競った際、ペナルティーエリア付近で転倒し、ファウルを主張。しかし、主審はそのままプレーを続けるよう指示した。明白な誤審とは判断されず、VARも介入しなかった。
これにファン・ヒチャンは怒りをあらわにした。
治療を受けたため、1分間ピッチの外にいなければならないと指示されると、第4審判を突き飛ばし、さらに自身を落ち着かせようと制止したクラブの理学療法士まで横に押しのけた。主審はファン・ヒチャンにイエローカードを提示した。
『MOPO』は「当時のスコアは0-0だった。ファン・ヒチャンは自分に対するファウルがあったと判断して怒り、その過程でピッチの外に出て治療を受けなければならなかった。すでにシャルケで良い時間を過ごせていないファン・ヒチャンにとって、好ましくない状況だった」と説明した。

続けて、「さらに悪いことに、治療を終えた後もピッチに戻るため待たなければならなかった。すると、明らかに不満を示していた30歳のファン・ヒチャンは、シャルケの理学療法士を突き飛ばした」「ミロン・ムスリッチ監督が試合後に示唆した通り、今回の行動によって懲戒などの措置を受ける可能性がある」と伝えた。
実際、ムスリッチ監督は「私はあの行動を気に入らなかった。この件については試合後に話す」と明言し、ファン・ヒチャンの行動を擁護しなかった。
ユーリ・ムルダーSDも同様の考えを示し、「この問題は必ず取り上げなければならない。誰もが知っているルールだ」と述べ、規則違反に伴う懲戒や追加措置を示唆した。
『MOPO』は今回の騒動を、ファン・ヒチャンの不振とも結びつけている。
同メディアは「ファン・ヒチャンにとって今回の事件は、これまでまったく成功しているとは言えないドイツでのレンタル生活における、さらなる不運な出来事となった」と指摘。さらに、「ウルヴァーハンプトンからレンタル加入したFWファン・ヒチャンは、ルール地方のクラブであるシャルケでいまだ初ゴールを記録していない。そのため、クラブ内部ではすでに韓国代表FWに対する批判も出ている」と伝えた。
また、「そこにチーム関係者を突き飛ばす行動まで加わった以上、今回の事件がシャルケ内でファン・ヒチャンの立場を改善する助けになるはずがない」とし、「さらにシャルケはドレスデンとのアウェー戦で0-2と敗れ、目標としていたベスト16進出にも失敗した。すべてを総合すれば、まさに忘れたい一日だった」と強調した。
指揮官は処分示唆、U-23降格の可能性も
ファン・ヒチャンに具体的にどのような処分が下されるかはわからないものの、今回の騒動が悪影響を及ぼす可能性は高そうだ。
また『WAZ』も「ムスリッチ監督は追加措置を示唆した。ファン・ヒチャンは第4審判を一度突き飛ばし、さらにシャルケのチームドクターも突き飛ばした。彼の突発的な行動は、シャルケのクラブ関係者に良くない印象を残した」と指摘した。

ムスリッチ監督は昨シーズンにも、複数の選手の態度を問題視し、U-23チームへ降格させたことがある。
シャルケが得点力不足に苦しんでいることを考えれば、ファン・ヒチャンをトップチームから外すのは簡単ではない。しかし、それでも重い処分が科される可能性は残されている。
なお、ファン・ヒチャンはロベルト・モレノ監督率いる韓国代表の11月Aマッチ招集メンバーにも名を連ねている。
前回のウズベキスタン戦後には、同じ1996年生まれのキム・ミンジェ、ファン・インボムとともに“代表引退騒動”に巻き込まれたが、今回も変わらず招集された。
(記事提供=OSEN)


