主演のIUやビョン・ウソクまで謝罪に追い込まれたドラマ『21世紀の大君夫人』。
放送終了から約半年が経過した今、歴史歪曲をめぐる騒動が新たな局面を迎えた。
11月2日、韓国メディア『スポーツ京郷』は、「放送メディア通信審議委員会は11月3日に開かれる放送審議小委員会で、『21世紀の大君夫人』の歴史歪曲に関する苦情案件を審議する予定だ」と報じた。
同ドラマが最終回を放送したのは5月16日。それから171日が過ぎている。
『スポーツ京郷』は「今回の審議結果によっては、“注意”や“警告”などの法定制裁につながる可能性がある」とも伝えた。
そもそも『21世紀の大君夫人』の論争は、ドラマ終盤に浮上した。

問題となったのは、第11話で、イアン大君(演者ビョン・ウソク)の即位式で臣下たちが「万歳」ではなく「千歳」と叫んだ場面だ。
「万歳」は自主独立国の君主に対する表現である一方、「千歳」は皇帝国に従属する諸侯国で使われた表現とされ、韓国の王権を中国皇帝の下に置くような描写ではないかとの批判が出た。
さらに、王冠や礼法、中国式の茶道に見える場面も問題視され、制作陣は謝罪。再放送やVOD、OTTサービスで問題部分を修正すると明らかにした。騒動は放送後も収まらず、コンテンツの廃棄を求める請願にまで発展した。また、ブルーレイの制作・発売計画も中止となった。

この論争を受け、主演のIUは5月18日、SNSを通じて「ドラマのなかで歴史考証に関するさまざまな問題があったにもかかわらず、もっと深く考えずに演技に臨んだことについて、弁解の余地なく反省し、お詫び申し上げる」とし、「事前に問題意識をきちんと持てていなかった」と述べた。
また、ビョン・ウソクも同日、直筆の謝罪文を公開し、「作品に込められた歴史的な文脈や意味が何なのか、そしてそれが視聴者の皆さんにどのように受け止められるのかについて、考えが足りなかった」と謝罪した。
脚本を執筆したユ・ジウォン作家も5月19日、「朝鮮王朝の礼法を現代に適用し、架空の現代王室を描く過程で、徹底した資料調査と考証が不足していた」と頭を下げている。
さらに、論争は国会の国民同意請願にまで発展した。『21世紀の大君夫人』の歴史歪曲問題を指摘し、コンテンツの廃棄などを求めた請願は、5月26日に5万人以上の同意を集め、国会の審査手続きに進んでいた。
放送終了から約半年が経過した時点で放送メディア通信審議委員会の審議が予定され、実際に制裁が科されるかどうかに関心が集まっている。
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