BTSの釜山(プサン)公演をめぐり、宿泊施設での悪質な予約トラブルが発覚した。
予約客をだましてキャンセルさせ、約7倍の価格で再販売した疑いで、施設の管理者が書類送検された。
11月4日、釜山警察庁の反腐敗・経済犯罪捜査隊は、釜山市内の宿泊施設の管理者A氏(50代)を詐欺容疑で在宅のまま検察に送致したと発表した。
警察によると、被害者のB氏は今年1月中旬、同施設の客室を1泊9万ウォン(約1万円)で予約した。しかし、約4カ月後の5月中旬、A氏から「予約が重複している」との理由でキャンセルを求められ、最終的に予約を取り消した。
捜査の結果、A氏はその客室を別の客に65万ウォン(約7万6000円)で再販売していたことが判明した。これは当初の料金の約7.2倍に相当する。
警察は、A氏が当時、空室があることを知りながら虚偽の説明で客に予約を取り消させたと判断し、詐欺容疑で立件した。

今回の事件は、コンサートや祭りなどの大規模イベントを前に繰り返されてきた、宿泊施設による一方的な予約取り消しや料金の引き上げに歯止めをかけるきっかけとなるのか、関心が寄せられている。
法律事務所「The Kill」の代表弁護士ハン・ギシク氏は、「A氏側は、民事上の契約を履行しなかっただけで、刑事上の詐欺には当たらないと主張する可能性がある」と述べ、今後の法的な争いを予想した。
また、警察関係者は「実際に刑事処罰につながれば、これまで単なる行政処分にとどまっていた不当な高額料金の請求行為が、刑事処分の対象となる初の事例になるだろう」と説明した。
大規模公演に便乗したとみられる宿泊施設の予約取り消しと高額での再販売について、司法当局がどのような判断を下すのか、注目される。
なお、BTSは今年6月12・13日、釜山アジアード主競技場でワールドツアー「ARIRANG」の釜山公演を開催した。


