新人なのに、すでに“序列”が固まり始めている。
次々と新しいグループがデビューし、目まぐるしく人気が入れ替わる世界に見えるが、実はその頂点には、決まった顔ぶれが居座り始めている。
その実態を映し出しているのが、韓国企業評判研究所が毎月発表している「新人アイドルグループブランド評判」ランキングだ。
ここでいう「新人」とは、2023年以降にデビューしたグループのこと。デビューしたばかりのグループだけでなく、活動3~4年目に入ったグループも対象となる。
ランキングは男女のグループを対象に、参加指数、メディア指数、疎通指数、コミュニティ指数を総合して算出。音盤や音源の売上だけでは見えにくい“話題性”や“オンライン上の存在感”を測る指標ともいえる。
このランキングの2026年6月から11月まで、直近半年の順位を並べてみると、ある興味深い序列が浮かび上がってきた。
半年で変わった新人の“序列”
まず目につくのが、1位の顔ぶれだ。
今年6月のランキングでトップだったのは、BTSの後輩グループとしても知られるCORTIS(コルティス)。ブランド評判指数415万3281ポイントを記録し、前月から373%以上も急上昇した。
そして7月、さらに大きな変化が起きる。
それまで3位だったRESCENE(リセンヌ)が、507万8631ポイントを記録して一気に首位へ。CORTISは2位に後退し、ILLITが3位に入った。

興味深いのは、ここからだ。
8月もRESCENEが1位、CORTISが2位。9月も同じ顔ぶれが上位2席を占め、10月、そして最新の11月も順位は変わらなかった。つまり、7月以降はRESCENEとCORTISが1位と2位を独占しているのだ。
一方で、3位以下の顔ぶれは月ごとに変わっている。
11月のトップ10を見ても、3位Hearts2Hearts、4位ILLIT、5位KiiiKiii、6位TWS、7位izna、8位A2O LITE、9位MEOVV、10位TUIDEという結果だった。
上位2組が固定される一方、その下では順位争いが続いている。
独走のRESCENE、安定のCORTIS
新人グループのなかで、圧倒的なのがRESCENEだ。
5月にはトップ10圏外だったが、6月に3位、7月には1位へ浮上。そこから11月まで、なんと5カ月連続で首位を守っている。

しかも、ただ順位を維持しただけではない。ブランド評判指数は6月の189万6677ポイントから、7月507万8631ポイント、8月677万7877ポイント、9月745万7923ポイント、10月805万7217ポイントと上昇を続けた。
11月は789万8338ポイントとわずかに減少したものの、2位CORTISの336万9825ポイントの約2.3倍に達した。
ここまでくると、一時的な話題性だけで説明するのは難しい。
もともとRESCENEは、リーダー・ウォニの個人YouTubeから生まれた「巨済(コジェ/地名)ヤッホー」というミームをきっかけに認知度を広げ、過去の楽曲『LOVE ATTACK』が再び注目を集めた。
さらに、KARAの名曲を再解釈した『Pretty Girl』で7月に音楽番組初の1位を獲得。SNSでの話題が、実際の音楽活動の成果にもつながっている。
そして、RESCENEの躍進は新人グループの枠にとどまらない。
BTSやBLACKPINK、SEVENTEENなども対象となる「アイドルグループブランド評判」でも、9月と10月に2カ月連続で1位を記録したのだ。10月の全体ランキングでは895万8814ポイントを記録し、2位BTSの737万2119ポイントを上回った。
今年1~8月まで全体ランキングの首位を独占していたBTSを、9月から2カ月連続で押しのけたことになる。新人の序列を飛び越え、K-POP界全体でも最上位に立ったというわけだ。
RESCENEの独走の陰で、もう一つ見逃せないのがCORTISの安定感だろう。

6月に1位を獲得して以降、7月から11月まで5カ月連続で2位。RESCENEには及ばないものの、ほかの新人グループには一度もその座を譲っていない。
しかも、11月のブランド評判指数は前月比34.21%増。RESCENEとの差は依然として大きいが、CORTIS自身の勢いが衰えたわけではない。
実際、今年5月に発売した2枚目のミニアルバム『GREENGREEN』は、9月時点で累計販売枚数約410万枚を記録。米ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」でも最高3位に輝いた。
日本でも9月に神奈川・ぴあアリーナMMで開催した3公演を完売させ、12月にはフジテレビ『2026 FNS歌謡祭』への出演を控えている。
RESCENEが一気に頂点まで駆け上がったとすれば、CORTISは確かな実績を積み重ねながら、上位に定着している。
この2組が現在の新人ランキングの中心にいることは、半年分の数字を並べれば明らかだ。
3位以下は激しい順位争い
ただ、新人グループの序列が完全に固まったわけではない。むしろ、3位以下では目まぐるしい入れ替わりが続いている。
例えば、11月に3位へ浮上したHearts2Heartsだ。

8月には8位だったが、9月と10月は4位。そして11月にはブランド評判指数289万823ポイントを記録し、前月比146.05%という急増を見せた。2位CORTISとの差も約48万ポイントまで縮まっている。
また、iznaの動きも興味深い。

9月には14位だったが、10月には3位へ急浮上。11月は7位に後退したものの、トップ10圏内を維持している。
一方、5月に1位だったKiiiKiiiは、その後も4位、4位、5位、3位、5位、5位と推移しており、首位こそ譲ったが、一度もトップ5から外れていない。

ILLITやTWSも、直近半年を通じてトップ10に入り続けている。
さらに11月には、10月13日にデビューしたばかりのA2O LITEが8位にランクイン。デビューから1カ月も経たずに、いきなりトップ10に姿を現した。
こうして見ると、新人ランキングの上位には、すでに一定の顔ぶれが定着し始めていることがわかる。ただ、その序列は決して不動ではない。
RESCENEが5カ月連続1位で独走し、CORTISが2位を守り続ける。その一方で、Hearts2Heartsが急浮上し、iznaやA2O LITEなども存在感を示し始めている。

もちろん、ブランド評判の順位が、そのまま音楽の売上やコンサート動員を含めた人気のすべてを示すわけではない。それでも、2026年の新人グループランキングを半年分並べてみると、少なくともオンライン上の存在感という点では、明確な勢力図が見えてくる。
上位2組の顔ぶれは変わらない。しかし、その下では次の主役を狙うグループが次々と現れている。
新人グループの間でも、新たな“序列”が生まれ、そして絶えず揺れ動いているのだ。
■【画像】RESCENEメンバー、未開封ポケカをハサミで切って炎上


