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なぜこの日本人K-POPアイドルは謝罪に追い込まれない? aespa・ジゼルの投稿が物議、“特別扱い”の声まで

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なぜこの日本人K-POPアイドルは謝罪に追い込まれない? aespa・ジゼルの投稿が物議、“特別扱い”の声まで
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「これがHYBE所属のアイドルだったら、どれほど激しい批判を浴びていたことか」

そんな皮肉を込めたSNS投稿が、200万回以上表示されるほど注目を集めている。

【写真】物議を呼んでいるジゼルの投稿

矛先が向けられたのは、ガールズグループaespa(エスパ)の日本人メンバー、ジゼルだ。

発端は、彼女が最近、インスタグラムに公開した写真だった。ベッドの上でポーズを取るジゼルの背後には、ピンク色のリボンで作られた六芒星のような飾りがあった。

この装飾をめぐり、一部の海外ネットユーザーが「シオニズム(ユダヤ人によるイスラエル建国と国家の維持を支持する思想・運動)の象徴ではないか」と問題視。イスラエル・パレスチナ問題と結びつけ、ジゼルの政治的な立場を疑う声が上がった。

しかし、今回の騒動で興味深いのは、写真そのものへの批判だけではない。

「なぜジゼルには甘いのか」

他のK-POPアイドルが過去に受けてきた批判と比較し、扱いの違いに疑問を投げかける声が広がっているのだ。

HYBE所属なら大炎上だった?

aespa・ジゼル
(写真提供=OSEN)aespa・ジゼル

11月5日、あるXユーザーはジゼルの写真を取り上げ、「aespaのジゼルがシオニズムのシンボルと一緒にポーズを取っている…。これがHYBE所属アイドルだったら、どれほど激しい批判を浴びていたことか、想像するだけでもわかる」と投稿した。

この投稿は同日、約216万回表示されるほど拡散された。

ここで問題視された六芒星は、一般に「ダビデの星」として知られ、ユダヤ教やユダヤ人を象徴する図形として広く用いられている。イスラエル国旗にも描かれているため、政治的な意味を連想する人もいるのだろう。

ジゼルの写真
(写真=ジゼルInstagram)200万回以上表示された投稿に添付されたジゼルの写真

ただし、ユダヤ教の象徴とシオニズムは同じものではない。そもそも今回の装飾が何を意図して作られたのかも不明であり、写真だけでジゼルが特定の政治思想を支持していると判断することはできない。

一方、投稿者がHYBEを引き合いに出した背景には、過去の騒動がある。

2024年1月、HYBE傘下レーベルに所属するENHYPENのジェイクは、ライブ配信中にスターバックスのコーヒーを飲んだことで、一部の海外ファンから批判を浴びた。当時、イスラエル・パレスチナ問題を背景に、スターバックスを「親イスラエル企業」とみなして不買を呼びかける動きが広がっていたからだ。

ENHYPEN・ジェイク
(写真提供=OSEN)ENHYPEN・ジェイク

ジェイクは批判を受けて飲み物を別のコップに移し、「僕が失敗した」と謝罪。「二度とこういうことが起きないようにする」とまで伝えた。

同年3月には、同じくHYBE傘下レーベルのLE SSERAFIMに所属するユンジンも、スターバックスのコーヒーを飲んだことで批判にさらされた。SNSには「なぜほかのブランドのコーヒーを選ばないのか」「不買運動に参加すべきだ」といった声が寄せられた。

ユンジン
(写真提供=OSEN)LE SSERAFIM・ユンジン

もっとも、スターバックス自身はイスラエル政府や軍への資金提供を否定している。同社が実際にそうした支援を行っていたと確認されたわけではない。それでも、コーヒーを飲むという日常的な行動が、アイドルの政治的な姿勢を問う問題にまで発展したのは事実だ。

そうした過去を知るファンからすれば、今回のジゼルの写真を見て「なぜ自分の推しばかり厳しく批判されるのか」と不公平に感じても不思議ではない。

「HYBEだったら」という比較が200万回以上表示されたことは、批判の基準をめぐる不公平感が、一部のK-POPファンの間で共有されている可能性をうかがわせる。

実は9月にもSNSが物議

ジゼルのインスタグラムが議論の対象になったのは、今回が初めてではない。

彼女が投稿してきた写真の数々をめぐり、9月にも日本や海外のSNSで大きな議論が巻き起こっていた。

当時、問題視されたのは、銃器や刃物、血を連想させる写真、さらには実在の犯罪者や暴力事件と結びついた人物の画像などだった。

ジゼルの投稿
(画像=ジゼルInstagram)ジゼルの投稿

なかでも注目されたのが、1930年代のアメリカで強盗や殺人を繰り返した犯罪者カップル、ボニーとクライドとみられる写真だ。2人は映画やファッションなどで反逆的なイメージの象徴として引用されることもあるが、実在の犯罪者であることに変わりはない。

さらに、ラッパーのXXXテンタシオンに関連する投稿も議論を呼んだ。同ラッパーは生前、元交際相手への暴行などの容疑で起訴され、本人は無罪を主張していた。2018年に亡くなった後も、その生前の行動をめぐる議論が続いている人物だ。

こうした画像をジゼルが繰り返し投稿していたことで、「なぜこのような写真ばかり選ぶのか」と疑問を呈する声が広がった。実際、日本語の関連投稿が230万回以上、タイ語圏の投稿は500万回以上表示されるなど、国をまたいで注目を集めた。

もちろん、犯罪者の写真や暴力的なモチーフを投稿したからといって、その行為を支持しているとは限らない。音楽や映画、ストリートカルチャーの世界では、刺激的なイメージが美学として用いられることもある。

ジゼル
(写真提供=OSEN)aespa・ジゼル

しかし、今回の六芒星をめぐる騒動と合わせると、ジゼルのインスタグラムが短期間に繰り返し議論を呼んでいることがわかる。

しかも、その内容は単なるファッションやメイクの好みではない。実在の事件や政治的・宗教的な象徴と結びつけられ、見る側によってさまざまな意味を読み込まれるものなのだ。

批判の基準は同じなのか

ここで改めて考えたいのは、K-POPアイドルに向けられる批判の基準だ。

あるアイドルは、スターバックスのコーヒーを飲んだことで謝罪に追い込まれた。一方、ジゼルは写真の背景にあった星形の飾りから政治的な立場を疑われ、さらに過去には犯罪者や暴力的なイメージを用いた投稿も物議を醸していた。

もちろん、これらは性質の異なる問題だ。どちらが重大なのかを単純に比較することはできない。

また、ジゼルが批判されていないわけでもない。9月の投稿も今回の写真も、多くのネットユーザーが疑問を呈し、海外メディアでも取り上げられている。

それでも、今回のSNSでは「HYBE所属だったら、もっと批判されていたはずだ」という声が広がった。「自分の推しはコーヒーを飲んだだけで叩かれたのに、なぜジゼルは許されるのか」。そんな不公平感が、今回の批判の背景にあるのかもしれない。

aespa・ジゼル
(写真提供=OSEN)aespa・ジゼル

一方で、写真に写った図形を見ただけで政治思想を推測することも、犯罪者の画像を投稿しただけで本人の価値観を決めつけることも、慎重であるべきだ。そもそも、こうした批判の対象となる行動に、どこまで本人の意図があったのかはわからない。

世界中にファンを持つK-POPアイドルは、何を飲むか、どのブランドと仕事をするか、SNSにどんな写真を載せるかまで、常に厳しい視線にさらされている。そして今、その視線の厳しさが本当に誰に対しても同じなのかという疑問まで、ファンダム内の新たな火種になっている。

ジゼルをめぐる今回の騒動が映し出したのは、写真の背景にある一つの図形だけではない。アイドルを批判する側の基準そのものも、また問われ始めているという現実なのかもしれない。

◇ジゼル プロフィール

2000年10月30日生まれ。本名は内永えり(韓国名:キム・エリ)。父親が日本人、母親が韓国人のハーフで、日・韓・英3カ国語を話せるトライリンガル。2020年11月にaespaのメンバーとしてデビューした。練習生期間は11カ月と現在SMエンターテインメントに所属する女性アイドルの中で最も短く、他を寄せ付けない圧倒的なラップスキルを誇る実力派。グループ内ではメインラッパーを務めるが、安定感抜群の歌唱力も高く評価されている。

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《スポーツソウル日本版》

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