俳優キム・スヒョンが証人として、法廷に立つ。
故キム・セロンさんをめぐる疑惑を提起してきた、因縁の人物と顔を合わせる見通しだ。
11月6日、複数の韓国メディアによると、キム・スヒョンは11月11日14時、ソウル中央地方裁判所で開かれるYouTubeチャンネル「カロセロ研究所」キム・セウィ代表の情報通信網法違反(名誉毀損)や性暴力処罰法違反などの罪に問われた刑事裁判に、証人として出廷する。
今回の裁判は、公判準備手続きが終了してから初めて開かれるもので、性暴力処罰法違反の容疑も含まれることから、キム・スヒョンに対する証人尋問は非公開で行われる予定だ。
キム代表は昨年、YouTubeでの配信や記者会見などを通じ、キム・スヒョンが故キム・セロンさんが未成年だった頃から約6年間交際していたとする主張や、故人の死因にキム・スヒョン側からの債務返済の圧力が関係していたとする主張など、虚偽の事実を流布した疑いで、今年6月に拘束起訴された。

検察は、2人が成人してから撮影された写真や、恣意的に編集されたカカオトークの会話画面などが使用されたと判断。また、生成AIを用いて故キム・セロンさんの音声を操作し、虚偽の内容を作り出した疑いも持たれている。
さらにキム代表には、キム・スヒョンのプライベートな写真を公開し、私生活に関する追加暴露を予告することで、未成年時代からの交際を認めて謝罪するよう要求したという、脅迫の容疑も適用されている。
ただし、これらは検察側が主張する起訴内容であり、キム代表側はこれまでの裁判で容疑を全面的に否認している。

一方、キム・スヒョン側も法的対応を続けている。
キム代表がYouTubeに投稿した動画について、削除と掲載禁止を求める仮処分を申し立てており、11月4日に開かれた審問では、名誉毀損に該当する内容が含まれるとして、計45本の動画の削除を要求した。
これに対してキム代表側は、動画の内容が虚偽であることは十分に疎明されていないと反論。裁判所は、削除を求める動画の範囲を具体的に特定し、縮小するようキム・スヒョン側に求めた。今後、双方の追加意見書や資料を検討したうえで判断する予定だ。
昨年から続いてきた両者の対立は、キム・スヒョン本人が証人として法廷に立つことで、新たな局面を迎える。
非公開の証人尋問でどのような証言が行われるのか注目されるが、キム代表に対する起訴内容の有罪・無罪については、今後の裁判で判断されることになる。


