スタジオジブリの『耳をすませば』が、特別な公演としてよみがえる。
世界初となる公式フィルムコンサートが、韓国で開催されることが決定した。
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『耳をすませば』の世界初となる公式フィルムコンサートは、12月30日と31日の2日間、韓国・ソウル松坡(ソンパ)区のロッテコンサートホールで計3公演が行われる。
スタジオジブリが公式に協力したオリジナルプロジェクトで、大型スクリーンで映画全編を鑑賞しながら、劇中音楽をオーケストラの生演奏で楽しめる公演だ。

日本で1995年に公開された『耳をすませば』は、本好きの少女・月島雫が、バイオリン職人を目指す少年・天沢聖司と出会い、自分の夢を見つけていくという物語。柊あおいの同名漫画を原作に、宮崎駿が脚本と絵コンテを担当し、近藤喜文が監督を務めた。何気ない日常のなかで芽生える初恋や将来への悩み、夢に向かって挑戦する姿を繊細に描き、世代を超えて愛され続けている。韓国では2007年に公開された。
今回の公演の最大の見どころは、作品の世界観を生演奏によって新たな形で体感できることだ。
映画音楽を手がけた野見祐二がコンサート用の編曲に参加し、叙情的なメロディーをオーケストラの演奏で再現。おなじみの名場面と音楽が生演奏によって一体となり、観客に新たな没入感を届けることが期待される。

特に注目されるのは、主人公・雫の声を担当した声優の本名陽子がボーカルとして参加するという点だ。
作品を象徴する名曲『カントリー・ロード』を自ら披露する予定で、映画のなかで描かれた雫の初々しい感情を覚えている観客にとって、懐かしい思い出がよみがえる特別なひとときとなりそうだ。
指揮は、国際指揮コンクールでの受賞歴やヨーロッパでの活動を通じて実力を認められた和田一樹が担当する。
ジブリ作品の代表曲を集めて演奏する一般的なコンサートとは異なり、今回は『耳をすませば』の全編上映に合わせてオーケストラが生演奏を披露する。

野見祐二による編曲に加え、本名陽子の歌声も楽しめることから、原作の感動をより臨場感あふれる形で味わえる公演として、ファンの期待が高まっている。
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