NiziUを育てた“理想の上司”、もう一つの顔は宗教団体指導者 J.Y. Parkをめぐる「異端・カルト疑惑」の衝撃 | RBB TODAY

NiziUを育てた“理想の上司”、もう一つの顔は宗教団体指導者 J.Y. Parkをめぐる「異端・カルト疑惑」の衝撃

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NiziUを育てた“理想の上司”、もう一つの顔は宗教団体指導者 J.Y. Parkをめぐる「異端・カルト疑惑」の衝撃
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TWICEやNiziUを育てた名プロデューサーで、日本ではかつて「理想の上司」にも選ばれたJ.Y. Park(パク・ジニョン)。

オーディションで見せた温かい言葉や的確な助言によって、日本でも高い好感度を獲得した人物だ。

【画像】J.Y. Park「解決は神がなさる」

そんな彼が今、自ら率いる宗教団体をめぐって、韓国で「異端」「カルト」との疑惑を向けられている。

しかも本人は、そうした批判を「迫害」と表現し、「神が解決する」と語った。

日本で知られる優しいプロデューサーとはまた違う顔が、浮かび上がっている。

「理想の上司」のもう一つの顔

J.Y. Parkといえば、韓国の大手芸能事務所JYPエンターテインメントの創業者であり、TWICEやStray Kidsなどを世に送り出した人物だ。

J.Y. Park
(写真提供=OSEN)J.Y. Park

日本で知名度を大きく高めたのは、2020年のオーディション番組『Nizi Project』だろう。参加者の可能性を見極め、ときに厳しく、ときに優しく助言する姿が反響を呼び、そこから誕生したNiziUも大きな人気を獲得した。

その評価を象徴するのが、2021年2月に発表された明治安田生命の、就職予定の学生を対象としたアンケート調査だ。

J.Y. Parkは「理想の男性上司」ランキングで、内村光良、櫻井翔、イチロー、設楽統に続く5位にランクイン。「指導力がある」「優しい」というイメージで、特に女性から支持を集めた。韓国の音楽プロデューサーが日本の「理想の上司」に選ばれるという、異例の人気ぶりだった。

実は、そんな彼には、もう一つの活動があった。自ら聖書を教え、宗教的な集まりを主導していたのだ。

2018年には約100人が参加する聖書勉強会で講義を行っており、2020年には韓国のテレビ番組で、友人たちと始めた聖書の勉強会が徐々に大きくなったと説明していた。

当時は特定の教会や宗派に所属していないと強調していたが、その活動は後に「初穂の人々(FIRSTFRUITS)」という宗教団体へと発展した。

現在はソウルや釜山(プサン)、アメリカのロサンゼルスなど、国内外8地域で礼拝や集会が行われていると報じられている。

つまり、日本で脚光を浴びていた頃から、彼はすでに宗教活動を主導する立場にあったのだ。

なぜ異端を疑われるのか

問題となっているのは、単にJ.Y. Parkが宗教活動を行っていることではない。

彼が説く教義と、既存のキリスト教の伝統的な教えとの違いだ。

韓国のキリスト教系メディアでは、J.Y. Parkによる聖書の解釈や、キリスト教の基本的な儀式に関する説明を問題視する声が上がっている。

J.Y. Park
(写真提供=OSEN)J.Y. Park

例えば、キリスト教の重要な教義である「三位一体」だ。これは父なる神、イエス・キリスト、聖霊をめぐる教えだが、J.Y. Parkの解釈について、デンバー神学校のチョン・ソンウク教授は、伝統的なキリスト教の信仰と「深刻に衝突する」と指摘した。

また、キリスト教系メディア『クリスチャントゥデイ』に10月31日付で掲載されたマイケル・ソン氏の寄稿では、J.Y. Parkが洗礼や聖餐式、主の祈りの暗唱といった伝統的な儀式を否定しているとして、その教義が厳しく批判されている。

寄稿者は「主の祈りの暗唱を拒み、洗礼と聖餐式を否定し、これらの儀式を排除した礼拝を自由だと主張することは、まったく別の問題だ」と指摘。さらに、こうした儀式を否定する人々について「決してクリスチャンと呼ぶことはできない」とまで述べている。

ただし、これらは批判する側による解釈や評価であり、本人の教えがすべてそのように断定できるわけではない。

J.Y. Park自身は9月19日、YouTubeで団体の教義について「確かなルーツがあり、系譜のある教会だ」と主張した。

具体的には、永遠の命を得る方法についてはウェスレー派のメソジスト教会、救済からの脱落の可能性をめぐる解釈についてはアメリカの独立バプテスト教会などから神学的な影響を受けたと説明。既存の教派の教えをそのまま踏襲するのではなく、独自の教義も確立してきたという。

『初穂の人々』YouTubeチャンネル
(画像=「初穂の人々」YouTubeチャンネル)

一方、韓国の主要なプロテスタント教団の一つ、大韓イエス教長老会統合総会は、J.Y. Parkと「初穂の人々」の教えに異端性があるかどうか、教団として調査・研究を進めている。その結果は2027年9月の定期総会で報告される予定で、現時点では結論が出ていない。

ここで注意したいのは、「異端」と「カルト」は必ずしも同じ意味ではないということだ。

異端は主に、ある宗教の教義から見て正統性に問題があるという神学的な評価を指す。一方、日本で一般に使われる「カルト」には、信者への金銭的な強要や生活の支配など、反社会的な行為を伴う集団という意味合いもある。

今回の報道で中心となっているのは教義上の論争であり、「初穂の人々」がそうした反社会的行為を行っていると確認されたわけではない。

「神が解決する」の真意

そうしたなか、J.Y. Park本人が論争について口を開いた。

11月3日、宗教団体「初穂の人々」のYouTubeチャンネルに公開された動画で、彼は次のように語った。

「私たちは今、異端やカルトだと言われ、本格的に多くの迫害を受け始めている」

さらに、批判する人々に対して教義をめぐる論争を繰り広げたり、組織的にコメントを書き込んだりすることは、解決方法ではないと説明した。

そして「異端やカルトだとして受ける迫害は、私たちの努力で避けられるものではない。その解決もすべて神がなさることだ」と強調したのだ。この言葉は、彼が現在の批判をどのように受け止めているのかを示している。

『初穂の人々』YouTubeチャンネル
(画像=「初穂の人々」YouTubeチャンネル)

もっとも、J.Y. Parkが教義について一切説明していないわけではない。前述の通り、9月には自らの信仰の背景を詳しく語っている。

また、今回の動画では、「40歳になったとき、初めて自分の思いどおりに物事が進まない絶望的な状況を経験した」と振り返り、当時、自信を失ったことから神を求めるようになったと説明した。

かつてオーディションで若者たちに自信と勇気を与えていた人物が、自らも人生の挫折を経て、信仰に支えを求めるようになったというわけだ。

もちろん、宗教を信じること自体が問題なのではない。信仰は個人の自由であり、既存の教会とは異なる解釈を持つことだけで、反社会的な団体と決めつけることもできない。

一方で、多くの人々に影響力を持つ著名人が独自の教義を広めている以上、その内容が検証の対象になることも不思議ではない。J.Y. Parkにとっては「迫害」と映る批判も、キリスト教界にとっては教義の正統性を問う重要な問題なのだろう。

ただ、その活動が拡大し、いまやその教義が教団による調査・研究の対象となっていることは、当時の日本のファンにとっても意外な事実かもしれない。

かつて人材を見極める立場にあったJ.Y. Parkが、今度は自らの教えについて、どのような評価を受けることになるのか。その行方が注目される。

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