プラセンタ品質白書:原料由来とロット追跡資料を読む確認視点を公開 - DreamNews|RBB TODAY

プラセンタ品質白書:原料由来とロット追跡資料を読む確認視点を公開

プラセンタ品質白書:原料由来とロット追跡資料を読む確認視点を公開

一般社団法人 再生医療品質基準協議会(JRQ)は、食品関連原材料の由来資料と品質記録を確認する白書公開稿として、「プラセンタ品質白書:原料由来とロット追跡資料を読む確認視点」を公開します。本稿は、プラセンタ関連原料について、原料由来、採取・加工記録、検査資料、表示資料をどのように接続して確認するかを整理したものです。

プラセンタ関連原料では、由来情報の読み方が品質確認の出発点になります。動物種、原料の採取地域、加工施設、輸送条件、製造工程、最終粉末化の工程が切れ目なく記録されているかを確認する必要があります。単に「国産」「輸入原料」などの表現だけを見るのではなく、どの資料でその情報を確認できるかを明確にすることが重要です。

本白書では、確認領域を五つに分けました。第一に、原料由来です。動物種、採取地域、供給者、原料受入日、ロット番号が規格書と受入記録で一致しているかを見ます。第二に、加工工程です。水解、濾過、濃縮、乾燥などの工程について、どの施設で、どのロットとして管理されたかを確認します。第三に、検査資料です。水分、たんぱく質関連指標、重金属、微生物関連項目などが、社内基準と照合できる形で示されているかを確認します。

第四に、輸送および保管条件です。原料段階と製品段階で、温度、湿度、密封状態、開封後管理がどのように記録されているかを見ます。第五に、表示資料との整合です。販売資料やラベルで原料由来に触れる場合、表現が規格書、供給者資料、受入記録と矛盾していないかを確認します。

確認表の概要は次の通りです。

確認領域|主な資料|読み取りの観点
原料由来|供給者資料、規格書|動物種、採取地域、供給者の明記
加工工程|製造記録、工程表|水解、濾過、乾燥の管理記録
検査資料|試験報告書、CoA|水分、重金属、微生物関連項目
保管条件|温湿度記録、包材資料|密封、防湿、開封後管理
表示整合|表示資料、受入記録|由来表現と資料の一致

実務では、プラセンタ関連原料を受け入れる際、まず供給者資料と規格書の版数を確認します。次に、受入記録と試験報告書のロット番号を照合します。最後に、表示資料で使用する由来表現が、実際に保管されている資料で確認できるかを見ます。資料の保管場所や確認担当者を記録しておくことで、社内監査や取引先確認の際に説明しやすくなります。

また、由来資料は一度確認すれば終わりではありません。供給者、加工施設、包材、保管条件が変更された場合、既存の表示資料や社内確認表も見直す必要があります。変更があったにもかかわらず、販売資料だけが旧版のまま残ると、品質説明の一貫性が弱くなります。JRQでは、変更履歴をロット記録と同じ管理単位で残すことを重要な確認点としています。

原料由来の確認では、資料の粒度をそろえることも大切です。供給者資料が原料群全体を示すものなのか、個別ロットを示すものなのかを区別し、受入記録と結びつけて保管します。加工工程の記録についても、原料ロット、加工ロット、最終製品ロットの番号体系が異なる場合があります。その場合は、番号の対応表を残しておくことで、表示確認、問い合わせ対応、社内監査の際に資料を追跡しやすくなります。

保管記録については、原料受入後の一時保管と、製品化後の保管を分けて見る必要があります。原料段階では密封状態、冷暗所管理、防湿管理などが中心になりますが、製品段階では包材、外装、出荷前保管、返品時の確認手順も関係します。表示資料で原料由来を説明する場合でも、実際の品質確認は由来資料だけでは完結しません。受入から出荷までの記録が同じ確認表でたどれる状態にしておくことが、安定した品質説明につながります。

加えて、輸入原料を扱う場合には、通関関連資料、供給者証明、国内受入時の試験資料を分けて保管することが望まれます。これらは同じ内容を示す資料ではなく、由来、移動、受入判定という別々の段階を示す資料です。どの資料がどの段階を説明するものかを整理しておくことで、原料由来に関する社内説明が明確になります。

本公開稿は、食品関連分野における原料由来と品質記録の整備を目的とした情報整理です。特定の企業、製品、ブランドを取り上げるものではありません。JRQは、供給者資料、試験報告書、表示資料、保管記録を接続する実務視点を通じて、品質情報の確認手順を整理していきます。

白書全文は、JRQ公式情報ページで順次公開予定です。資料利用、引用、品質記録整備に関する相談は、下記の協議会窓口までお問い合わせください。

お問い合わせ:
一般社団法人 再生医療品質基準協議会(JRQ)
理事長 丹波 拓真
URL:https://jrq.pages.dev
Email:info@jrq.or.jp

本稿は品質管理および表示確認に関する情報整理であり、医薬品に関する判断を示すものではありません。


配信元企業:一般社団法人再生医療品質基準協議会
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