日揮グローバルが参画するコンソーシアムが宇宙食料領域における政府主導の研究開発プロジェクトに選定



 日揮ホールディングス株式会社(代表取締役会長CEO:佐藤雅之)は、日揮グローバル株式会社(代表取締役社長執行役員:山崎裕、以下、日揮グローバル)が参画するコンソーシアム(以下、本コンソーシアム)による宇宙食料領域の研究開発に係る提案が、このたび、内閣府が主導する「宇宙開発利用加速化プログラム(スターダストプログラム)」の一環である農林水産省の「月面等における長期滞在をさせる高度資源循環型食料供給システムの開発」戦略プロジェクトの公募事業に採択されましたので、お知らせいたします。

 一般社団法人SPACE FOODSPHERE (以下、SFS)を代表機関とする本コンソーシアムは、日揮グローバルを含め、様々な分野で国際的に優位性の高い技術や知見、設備等を有する研究機関および企業21社で構成されています。
 近年、国内外における月や火星での有人活動を含む持続的活動を目指した動きが活発化していることを踏まえて、かねてから本コンソーシアムメンバー内で、地球と宇宙の食の課題解決に向けて必要となる研究開発や共創基盤などについての議論を重ねてきました。
 今回採択された提案は、宇宙における食料供給の課題解決に向けて、3つの小課題※(1. 高度資源循環型の食料供給システムの開発、2.QOL(Quality of Life)マネージメントシステムの開発、3. 共創型実証基盤の設計)を掲げ、最終目標として国際的に新規性及び優位性の高い高度資源循環型食料供給システムとQOLマネージメントシステムの実証モデルを開発すると共に、それらの実証のために必要となる共創型実証基盤の設計等を目指す計画となっています。
 このうち日揮グローバルは、「3.共創型実証基盤の設計」のなかで、「1.高度資源循環型社会の食料供給システム」および「2.QOLマネージメントシステム」を地上で統合実証するために必要となる月面基地模擬施設の設計について、国際医療福祉大学と共同で取り組みます。

 日揮グローバルは、2020年12月に月面での燃料(水素)供給プラントの実現に向けた検討組織「月面プラントユニット」を新設し、本年4月には国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)と月面推薬生成プラントの構想検討に係る連携協力協定を締結し、月面における持続的な探索活動の実現に向けて取り組んでいます。また日揮グループは1980年代から2000年代初頭にかけて、国際宇宙ステーションを利用した微小重力環境利用サービスの提供、宇宙ステーションの安全・品質保証の分析、検討なども行ってきたほか、宇宙活動におけるタンパク源として有望と考えていたエスカルゴの宇宙空間での飼育技術の確立に向けた基礎実験などに取り組んできました。今回コンソーシアムで受託した検討を通じて、人類の宇宙におけるさらなる持続的な活動の実現に貢献してまいります。

ご参考:SFSによる対外発表文
(リンク)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000060903.html

※ 今回採択された提案にて取り組む小課題
小課題1. 高度資源循環型の食料供給システムの開発
 4人以上が必要とするほぼ全ての栄養素とQOLを持続的に確保することが可能となる国際的に独自性及び競争優位性の高い資源循環型食料供給システムのサブスケール機能実証モデルの開発等を目指します。

小課題2. QOLマネージメントシステムの開発
 4人以上のクルーの心身の健康や健全な人間関係の維持を支援するQOLマネージメントシステムとして、長期滞在中の継続的な状態把握を可能とするQOL計測・観察システム、及び限られたリソース環境下での食の支援ソリューションの実証モデルの開発を目指します。

小課題3. 共創型実証基盤の設計
 1.及び2.を地上で統合実証するために必要となる月面基地模擬施設の設計に加え、将来的な月面でのシステム実装に向けて1/6Gや宇宙放射線環境の生物影響等を検証するための宇宙実験モジュールの設計及び試作開発/初期試験の実施を行います。

<コンソーシアムで取り組む各課題の概要と担当機関の一覧>
添付画像ファイルをご参照下さい

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