オンプレミス環境に構築する生成AI基盤サービス「CUVIC GPU Zero」を開始 - PR TIMES|RBB TODAY

オンプレミス環境に構築する生成AI基盤サービス「CUVIC GPU Zero」を開始

AIエージェント開発機能もワンパッケージで提供し機密データを安全に活用

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:新宮 達史、本社:東京都港区、略称:CTC)は、機密データを安全に活用できる生成AI基盤サービス「CUVIC GPU Zero」の提供を開始します。閉域網によるセキュアなオンプレミス環境を構築し、運用も含めたフルマネージド型のサービスとして提供します。自社データの漏洩リスクを抑えながら安全に生成AIを利用するための基盤で、GPUを搭載したAI専用のハードウェアとAIエージェントの開発機能を備えています。価格は、初期費用150万円、月額75万円(税抜き)からで、AIエージェントの自社開発を目指す企業を中心に展開し、3年間で30件の受注を目指します。

近年、企業での生成AIの活用が広がる中、機密情報や業務データなどの自社データを安全に扱える環境は限られており、自社専用のAI基盤へのニーズが高まっています。しかし、オンプレミスのAI基盤の構築には、大量のGPUサーバや周辺機器の調達、構築、保守運用にかかる費用や人員の確保など、多くの投資が必要となる場合があります。

CUVIC GPU Zeroは、NVIDIA社のGPUを搭載したAI専用のハードウェア、AIエージェントの開発機能を備えた基盤に、運用のためのネットワーク環境や監視、障害対応、バージョンアップなどを付加したマネージドサービスで、CTCがお客様に代わり機器の調達、構築、保守運用を行います。また、オンプレミス環境を構築することで、漏洩リスクを抑えた状態で自社の機密情報や業務データを安全に利用できます。50名規模の同時利用に対応しており、複数部門での活用も可能です。大規模言語モデルや視覚言語モデル※1を搭載しており、長文の生成や構造化データの理解に加えて、チャートやグラフなどの画像も高精度に読み取ることができます。さらに、ノーコードでAIエージェントを開発できる「Dify」を実装しており、プログラム開発の知識がない事業部門でも迅速に自社の業務に特化したAIエージェントを開発できます。

CTCは、大規模なインフラ構築の実績と、多様な業種でのAIモデルの設計や活用に関する経験を活かして、GPUの最適化やオンプレミス環境の設計、構築、基盤の監視や障害対応、ソフトウェアやAIモデルの定期更新も担います。

今後、利用する規模や部門の拡大に応じて、GPUサーバや回線サービス、新たなLLMの追加を含めてサービスをさらに強化します。製造業における生産計画や設備保全、金融業の取引分析やリスク管理など、業界ごとの課題に対応できるAIエージェントの開発も支援し、より多くの企業が自社の業務に合わせて安心して生成AIを活用できる環境を提供していきます。

<CUVIC GPU Zeroのイメージ>



※1視覚言語モデル:「Vision-Language Model, VLM」、画像や映像などの視覚情報とテキスト情報を同時に理解・処理できるAIモデル。
※その他、記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
※掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。


以上

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)
https://www.ctc-g.co.jp/

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