
新年明けましておめでとうございます。
2025年は、あらゆる企業にとってAIの利活用が一段と加速した一年でした。当社においても、営業や管理業務などさまざまな領域でAIを活用し、効率化や生産性向上に取り組んでまいりました。頼れる相棒のように感じる場面が多い一方、企業においても社会においてもフェイク画像・動画の生成、著作権への配慮を欠いたデータ利用など、負の側面も顕在化しています。
当社の事業領域であるストレージへのポジティブな影響としては、ビジネスにおけるAIの重要度が増すほど、より多くの正確なデータを安全に保管することに対するビジネスリーダーの関心が高まっていることがあげられます。Gartnerは、2026年までに80%を超える企業がAI APIを利用するか、AI対応アプリケーションを導入し、AIを試験段階から本格運用に移行させるだろうと予測しています。「デジタルトランスフォーメーション」は今や「AIトランスフォーメーション」というトレンドに移り変わっています。例えばRAG(検索拡張生成)のような、AIモデルの精度と妥当性を向上させる技術への注目が高まっていくでしょう。
一方で、ビジネスリーダーにとってサイバーセキュリティは引き続き重要な関心事項です。情報処理推進機構(IPA)が発表する「情報セキュリティ10大脅威」の組織部門では「ランサムウェアの被害」が最大の脅威とされています。ランサムウェアが10大脅威にランクされるのは10年連続のことです。さまざまなサイバーセキュリティ技術が開発され、実装されているにもかかわらず、ランサムウェアによる攻撃は、残念なことにAI技術の力も借りて、とどまることがありません。昨年も著名な企業がランサムウェアの被害に遭い、その影響はその企業だけでなく、物流を含むサプライチェーン、ひいては市民生活にも及びました。ランサムウェアの生成や、攻撃の入口となる精巧な偽メールの作成にAIが利用され、サイバー攻撃はこれまで以上に巧妙化しています。
十分な対策を施しているはずの国際的な企業でさえサイバー攻撃の被害を被ったことは、大きな警鐘になったと思います。サイバーセキュリティは「単一のツールを導入すればよい」とか「どこか1か所を守ればよい」という種類のものではありません。エッジ、ネットワーク、ストレージといった企業 IT 基盤を構成するあらゆる要素を包括した全社的なサイバーセキュリティ戦略が求められます。同様に重要なことは、自社のシステムが十分なレジリエンス、例えばサイバー攻撃の最初の兆候で改ざんできないスナップショットを自動的に作成したり、攻撃発生後にクリーンなデータを迅速に復旧できるようなレジリエンスを持っているかどうか、改めて点検することです。
2025年、当社はInfiniBox(R) G4ファミリーを強化し、ハイエンドエンタープライズストレージをよりコンパクトで省エネルギーでコスト効率の高い、より細分化されたお客様のニーズに対応するものにしました。このInfiniBox(TM) SSA G4 F24モデルは、InfiniBoxが評価をいただいてきた、優れた実環境のアプリケーションならびにワークロード性能と低消費電力を小型フォームファクターで実現し、さらにサイバー検知や対応自動化機能を備える包括的なサイバーストレージセキュリティ技術「InfiniSafe(R)」を標準搭載しています。G4 F24ファミリーはサイバーストレージレジリエンスを強化する新たな選択肢として、世界の大企業の皆様に導入いただいております。
2026年の業界や社会の姿を正確に予測することは容易ではありません。しかし、AIのさらなる高度化と普及が継続し、サイバー攻撃が止まらないことは確実だと思います。当社は、ますます複雑化する環境の中でお客様が日々の事業を安心して継続できるよう、サイバーストレージレジリエンスを備えた堅牢なIT基盤構築に引き続き貢献してまいります。
本年もInfinidatをどうぞよろしくお願い申し上げます。
INFINIDAT JAPAN合同会社
カントリーマネージャー 山田秀樹
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