
客室で行う日本鍼灸の施術
各施設が独創的なテーマで、圧倒的非日常を提供する「星のや」。京都府・嵐山にある全室リバービュ
ーの旅館「星のや京都」は、2026年3月5日より、喧騒から離れ、陰陽五行で心身のバランスを調える養生プログラム「奥嵐山の調律養生」提供開始します。五行のバランスの偏りを個性と捉え、その働きを補うことを治療とする日本鍼灸の思想のもと生まれました。滞在中に3日間連続して行う日本鍼灸の施術、それぞれのタイプに合わせて行うアクティビティや食事を通し、自身とじっくり向き合い体質と体調を調えていきます。喧騒から離れ自然に囲まれた星のや京都で、心身を調えることで未来の生活を健やかにする養生プログラムです。
背景
■東洋医学と日本鍼灸における陰陽五行
東洋医学の基本的な考えは、人間の営みは自然のリズムと調和しているという「天人合一(てんじんごういつ)」です。私達の体は、夏は体表面の血流量を増やし、汗をかいて体温を下げます。冬は体表面の血流量を少なくし、体温を逃さないようにします。このように、昼夜や四季などの「外側の自然現象」と、五臓や感情などの「内側の生命活動」の自然の摂理を「陰陽と五行」で示し、この関係性が整っている状態を健康であると考えています。
日本鍼灸では、完全調律された偏りのない陰陽五行を目標とはしていません。各々の心身に携わった五行の「アン・バランスという個性」を適度に保つことを大切にしており、本来の自分へ戻ることを目標にしています。
■平安貴族に深く浸透していた陰陽五行の思想
日本では、明治時代に西洋化が始まるまでの約千年間に渡り、あらゆる物事が陰陽五行をベースにして作られていました。特に平安京は、ほぼ完全に陰陽五行が整えられた状態で造成されており、宮中に暮らす人々のすべての暮らしに影響を及ぼしていました。小倉百人一首の選者である藤原定家も陰陽師を深く信奉しており、その和歌にも反映されたと言われています(*1)。平安貴族が興じた奥嵐山の自然に包まれながら、自身と向き合い、未来の生活を健やかにするための時間を過ごしてほしいと考えています。
*1 明月記
特徴1 東洋医学の問診をもとに、3日間連続で行う日本鍼灸の施術

東洋医学の問診で体調を調べる

体質改善に効く日本鍼灸の施術
脈診などの東洋医学独自の問診によって、五行論に基づいた自身の体質を明らかにし、今の自分が本来あるべき状態からどれほど乖離しているかを調べます。その結果をもとに行うのが、3日間で3回の日本鍼灸の施術です。客室に差し込む木漏れ日や川の音を感じながら、体調を調えるだけでなく、表面的な体調に隠れていた根幹にある自身の体質改善にアプローチしていきます。1日目と3日目に、香木の香りを聞く聞香を行うことで、自身も身体の変化を実感することができます。
特徴2 陰陽五行のバランスを調えるアクティビティ

腎タイプ:庭をゆっくり歩く私邸遊歩

肝タイプ:目的の達成感を味わう写経
問診で分けられたタイプに合わせ、陰陽(休息状態と活動状態)と五行を調えるアクティビティを体験します。すべてを5つの要素に分ける五行思想では、身体も5つの要素に分けられるのが特徴です。根幹にある体質が「肝(木)・脾胃(土)・肺(金)・腎(水)」(*2)どのタイプかを問診で見極め、例えば腎タイプには「腎臓の休息、腰湯、静かに体力を補う」等という必要要素を満たすアクティビティとして、星のや京都の庭をゆっくり散策する「私邸遊歩」を提案します。これにより、体質と体調を調えていきます。
*2 鍼で治療する経絡治療では、心(火)は治療対象でないため、四行(4種のタイプ)で診断
特徴3 体質・体調に合わせ、心身を調える食事

朝食 自由な時間に味わう季節の朝粥

昼食 五味を味わう五行の調律膳
日本鍼灸の施術、アクティビティに加え、食事も陰陽五行のバランスを調える重要な要素です。特に重要なのが、1日目に陽から陰にした状態のまま調整を行う2日目です。その日の朝食は、季節の朝粥を用意します。自身の体調に合わせて自由な時間に起床し、自由な時間に食べることができます。昼食は、五味を網羅した「五行の調律膳」です。「酸味(木)・苦味(火)・甘味(土)・塩味(水)・辛味(金)」のすべてをバランスよく味わうことで、身体を調えます。夕食は、懐石料理です。日本料理はもともと陰陽五行に基づいて理論づけられているため(*3)、そのままでも体質にアプローチすることが期待できますが、さらにその時の体調に合わせて風味を調整して提供します。漢方茶も用意し、身体の調整に繋げます。
*3 一般社団法人全国日本調理技能士会連合会."師範伝書『庖丁軌範』に学ぶ“陰陽五行説”と日本料理".一般社団法人全国技能士会連合会加盟 一般社団法人全国日本調理技能士会連合会.2019-7-25.https://zenchougiren.com/info/archives/1265
滞在スケジュール
<1日目> <2日目>
14:30 チェックイン 自由な時間に起床し、朝粥を味わう
15:00 送迎船で本館へ 13:00 昼食「五行の調律膳」
15:40 聞香 14:00 鍼灸の施術
16:00 鍼灸の施術 体質に合わせたアクティビティ
18:30 夕食 入浴
体質に合わせたアクティビティ 18:30 夕食
<3日目>
5:15 朝のお勤め
8:00 嵐峡の朝鍋
10:00 鍼灸の施術
11:30 聞香
12:30 チェックアウト
監修:鍼灸師 中根一(なかねはじめ)氏
東洋医学の専門大学として最も歴史のある明治鍼灸大学(現・明治国際医療大学)を卒業後、日本鍼灸・経絡治療の大家である鍼術丹波流宗家の岡田明祐氏・明三氏に師事。その後、京都の「鍼灸Meridian烏丸」にて、様々な病気の治療だけでなく、自己治癒力を呼び覚まし病気に罹らない身体をつくる未病治の時間を提供している。また、母校の客員教授として後進の育成にあたりながら、経絡治療学会理事として日本の伝統的な鍼灸の継承に尽力している。医療文化としてのレクチャーにも定評があり、約十年にわたり海外から来日する鍼灸師に日本鍼灸を伝えている。

中根一(なかねはじめ)氏
参考:陰陽五行の思想とは
・陰陽論
「昼と夜」を「陰と陽」で表現していることから、陽は活動状態、陰は休息状態を意味します。自然界は夏至と冬至の相対関係により、50:50で陰陽バランスを保っていますが、人間の陰陽は「陰主陽従(いんしゅようじゅう)」が基本で、良質な休息が心身の健康を支えるものと考えられています。
1日24時間の半分は12時間ですが、現代人の平均睡眠時間は6~7時間のため慢性的に陰(休息状態)が足りない状態に陥ってしまっています。
・五行論
相対バランスの指標である陰陽に対し、五行は循環バランスを示しています。体の生理機能を「木(肝)・火(心)・土(脾胃」・金(肺)・水(腎)」という5つのカテゴリーに分類し、それらがスムーズに連携する状態を健康と考えます。5種類の働きには体質と呼ばれる遺伝的な偏りがあるため、
例えば「木(肝)体質」の人であれば、「木(肝)の陰を補う」という治療や養生が必要です。日本鍼灸では、「火(心)」を穏やかに安定させることを念頭に置いているため、その他4つの働きを補うことを治療と考えています。
「奥嵐山の調律養生」概要
期間 :2026年3月5日~通年
料金 :1名190,000円(税・サービス料込、宿泊料別)
含まれるもの:鍼灸の施術(3回)、朝粥、五行の調律膳、夕食会席(2回)、朝のお勤め、朝鍋朝食、 聞香(2回)、タイプに合わせたアクティビティ
定員 :1組(1~2名まで)
予約 :公式サイト( https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/hoshinoyakyoto/ )にて
1か月前まで受付
場所 :星のや京都
対象 :宿泊者
備考 :和室を使用するため部屋タイプに指定あり
(月橋メゾネット、月橋ダブル、月橋、山の端メゾネット、山の端)
■星のや
「その瞬間の特等席へ。」をコンセプトに、各施設が独創的なテーマで、圧倒的非日常を提供する「星
のや」。国内外に展開する各施設では、その地の風土、歴史、文化をおもてなしに繊細に織り込み、出
合った季節にしか味わえない最高の瞬間を体験していただくことで、訪れた人を日々を時間の流れから
解き放つ。2025年にブランド誕生から20周年を迎え、2026年6月25日に「星のや奈良監獄」、2027年には「星のや飛鳥」が開業予定。
URL:https://hoshinoresorts.com/ja/brands/hoshinoya/
■星のや京都

星のや京都
平安貴族が興じた嵐山にたたずむ水辺の私邸で時を忘れる。渡月橋から船に乗り、大堰川を遡った先で
は、京都に息づく日本の伝統技法を感じる客室、嵐山の情景を映した滋味豊かな日本料理、四季の美し
い景観と静けさの非日常が提供されます。
所在地 :〒616-0007 京都府京都市西京区嵐山元録山町11-2
電話 :050-3134-8091(星のや総合予約)
客室数 :25室・チェックイン:15:00~/チェックアウト:~12:00
料金 :1泊 193,000円~(1室あたり、税・サービス料込、食事別)
アクセス:阪急嵐山駅より徒歩約10分、京都南ICより車で約30分
URL :https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/hoshinoyakyoto/
https://www.youtube.com/watch?v=UvyWCTdF-LM
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