
「道徳的離脱: 人はなぜ悪を為しながら平然としていられるのか」書影
企業不祥事や社会問題の背景には、人が自らの行為を正当化してしまう心理メカニズムが存在します。
自己効力感(Self-Efficacy)の概念を提唱した世界的心理学者 アルバート・バンデューラによる著書『道徳的離脱 ― 人はなぜ悪を為しながら平然としていられるのか』の日本語版が、2026年3月31日に金子書房より刊行されます。
本書は、人が倫理的な基準から離れてしまう心理プロセス「道徳的離脱(Moral Disengagement)」を体系的に解説した社会心理学の重要文献です。
本書の日本語版では、株式会社コーチェット(東京都港区)の代表取締役 櫻本真理 が、第5章「企業世界」に関する翻訳を担当しました。
書籍について
本書『道徳的離脱』は、人が自らの倫理観と矛盾する行動をとる際に働く心理的メカニズム「道徳的離脱(Moral Disengagement)」を体系的に解説した、社会心理学の重要文献です。人は多くの場合、自分の中に道徳的基準を持っています。しかし、
- 行為の正当化
- 責任転嫁
- 被害の矮小化
- 婉曲表現による意味の変換
といった心理プロセスによって、自らの行為を合理化し、倫理的葛藤を回避することがあります。
本書では、企業不祥事、テロ、死刑制度、環境問題など多様な社会現象を例に、このメカニズムを詳細に分析しています。
翻訳者プロフィール

櫻本真理
株式会社コーチェット代表取締役/CEO
2005年より米系投資銀行にて株式調査の仕事に従事した後、2014年にメンタルヘルスケアサービスを提供する株式会社cotreeを設立。リーダー層の影響力が組織の健やかさを左右するとの問題意識から、2020年に株式会社コーチェットを設立。エグゼクティブコーチ、システムコーチ(ORSCC)として経営者・リーダーの育成に関わる。
2022年日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー受賞。2025年から文部科学省アントレプレナーシップ推進大使。
著書に「なぜ、あなたのチームは疲れているのか?- 職場の「心理的リソース」を回復させるリーダーの思考法 (ダイヤモンド社)」。
翻訳者コメント
アルバート・バンデューラは、自己効力感の概念を提唱し、人の行動や意思決定を理解する上で重要な理論を提示してきた世界的な心理学者です。 その重要な著作である本書の翻訳に関わる機会をいただけたことを、大変光栄に思います。組織や社会で問題が起きたとき、「なぜこんなことが起きたのか」「こんな結果が予想できなかったのだろうか」と感じる場面は少なくありません。
しかし、これらの問題の多くは明らかな悪意から生まれるというよりも、人が自分の行動を正当化し、倫理的な葛藤から距離を置いてしまう心理的プロセスの中で生まれています。
バンデューラが示した「道徳的離脱」の概念は、社会に起こっている問題だけでなく、組織の意思決定やリーダーシップを考える上でも非常に示唆に富んでいます。
今回翻訳を担当した第5章では、ビジネスの世界において人がどのように倫理的判断から離脱してしまうのか、そして私たちがどのように影響を受けているのかが論じられています。
本書が、私たち自身の判断や行動を振り返り、より健やかな意思決定や組織づくりを考えるきっかけとなれば幸いです。
書籍情報
- 書名:『道徳的離脱 人はなぜ悪を為しながら平然としていられるのか』- 著者:アルバート・バンデューラ 著(福島脩美 監訳)
- 発売日:2026/03/31
- 定価:9,350円(税込)
- 判型・ページ数:A5・632ページ ISBN:9784760828593
- 発行元:金子書房
- 販売ページ:https://amzn.asia/d/0bUqIZk3
会社概要
株式会社コーチェット「すべての人が、互いを生かし、育て合う社会をつくる」をビジョンに掲げ、リーダーの「健やかさ」と「豊かさ」に伴走するトレーニングプログラムを提供しています。
創業 : 2020年1月8日
代表者 : 代表取締役/CEO 櫻本真理
所在地 : 東京都港区赤坂7-5-27-301
サイト : https://company.coached.jp/
サービスサイト : https://coached.jp/
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