VIDIとメディアリンクスが拡張性の高いIP伝送ソリューションをドイツ・ブンデスリーガのライブプロダクションに提供 - PR TIMES|RBB TODAY

VIDIとメディアリンクスが拡張性の高いIP伝送ソリューションをドイツ・ブンデスリーガのライブプロダクションに提供

株式会社メディアリンクス(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:菅原 司、東証スタン
ダード:6659、以下メディアリンクス)は、欧州のパートナーであるVIDI GmbH(以下VIDI)
と共同で、ドイツ・ブンデスリーガのIP伝送ネットワーク向けに拡張性の高いソリューショ
ンを提供し、放送インフラの大規模なネットワーク刷新に貢献いたしました。



VIDIは、2025年のオフシーズン期間中、ドイツ・ブンデスリーガ1部および2部に所属する全
36スタジアムにおいて、放送インフラの大規模な刷新を完了いたしました。本プロジェクト
では、ネットワーク接続基盤および信号変換システムの全面的な更新を実施。これにより、
リーグ全体の制作環境を最新のIP規格へ完全移行し、次世代の放送プラットフォームを構築
いたしました。今回の刷新は、ブンデスリーガにおける番組制作の高度化、およびそれに伴
うIP伝送需要の増加に対応するため、メディアの伝送・処理能力を強化したものです。その
結果、全スタジアムにおいて、従来のライブ映像信号(ベースバンド)とIP伝送の双方を柔
軟に拡張・運用できる統合的なIPネットワーク基盤が実現されました。
本プロジェクトの中核技術には、メディアリンクスの「Xscend(R)プラットフォーム」が採用
されています。同プラットフォームは、優れた拡張性を備えたモジュール構造と、ソフトウ
ェア定義による柔軟な設計を特長としており、既存インフラとの互換性を確保しつつ、日々
変化する運用ニーズに応じた自在なシステム構成を実現可能にします。
放送インフラに不可欠な高い信頼性に加え、VIDI独自のネットワーク管理システム(NMS)
との高度な親和性も、採用における重要な決定要因となりました。これにより全拠点にわた
る集中管理とネットワーク全体の可視化を実現し、極めて効率的な運用体制を構築していま
す。

メディアリンクスのCMOであるJohn Daleは、次のように述べています。

「本プロジェクトは、サービスプロバイダーとテクノロジープロバイダーの強固な協力体制、そして高度なメディア処理・伝送技術の活用により、大規模なライブIP制作の新たな可能性を実証するものです。Xscend(R)の導入によって、ブンデスリーガは拠点間における大容量のメディアデータや広帯域な信号伝送を極めて高い信頼性を保ちながら実現しました。同時に、VIDIによる統合的な管理システムが、複雑なワークフローの集中管理を可能にしています。これにより、ライブスポーツ制作に不可欠な最高水準の安定性を維持しながら、リモートプロダクションを柔軟に拡張できる環境をリーグ全体へ提供しています。」

ドイツ・ブンデスリーガの全ての試合映像を制作している制作受託会社Sportcast GmbH(以下Sportcast)との連携においては、映像伝送およびモニター用送り返し信号に関する個別の技術要件に対応するため、ネットワーク内に新たな信号受渡し拠点を構築いたしました。また、基幹となる制作拠点における信号伝送にはSMPTE ST 2110規格を採用し、高度な運用を実現しています。
全36スタジアムは完全冗長化されたネットワークで接続されており、ライブ中継における映像・音声・データの極めて安定した伝送を担保しています。この新たなネットワークインフラは、リモートプロダクションのさらなる拡充を支えており、現在ブンデスリーガ2部では1節につき2試合のリモート制作が実施されています。さらに、既に運用が確立されている音声の集中制作体制も拡大を続けており、ダルムシュタットのリモート・オーディオ・コントロールルーム(RACR)で制作されるDolby Atmos(R)ミックスの対象試合数も増加しています。
膨大かつ多種多様な信号を確実に管理するため、VIDIは自社のネットワーク管理システム(NMS)を強化し、予約管理インターフェースの刷新とともに、全ネットワーク回線およびサービスの自動スケジューリング機能を実装いたしました。また、ダルムシュタットのネットワーク・オペレーション・センター(NOC)を拡張し、各スタジアムでの現地調整と連携した、より強固な集中保守・サポート体制を構築しています。
VIDIの技術チームは、2025年オフシーズンの限られた期間内にこれらすべての刷新を完遂。本システムは、今シーズンの開幕より全面的な運用を開始しております。
なお、VIDIおよびメディアリンクスは、2026年4月に開催される「NAB Show 2026」のメディアリンクス・ブース(W2033)にて、本プロジェクトの詳細および最新のライブ制作ソリューションに関する展示・ご案内を行う予定です。

Sportcastの試合運営担当ディレクターであるSeamus Neary氏は次のように述べています。

「本プロジェクトを通じ、VIDIの卓越した技術力と信頼性は改めて実証されました。同社との協力関係は、常に進化を目指す真摯な姿勢と、質の高いプロフェッショナルな取り組みに支えられており、これらは我々が長年厚い信頼を寄せてきた理由でもあります。今回の成果は、放送ネットワーク分野における同社の高度な専門性と実力を改めて裏付けるものとなりました」

VIDIのCTOであるKarsten Winterberg氏は次のように付け加えています。

「極めて難易度の高い本プロジェクトを通じ、VIDIの総合的なシステム構築力と技術力の高さを改めて実証できたことを誇りに思います。ブンデスリーガが世界屈指の品質と信頼性を求めるスポーツリーグであることは、広く知られている通りです。そのリモート制作を成功に導いたことは、我々にとって極めて意義深い成果です。また、ダルムシュタットのRACR(リモート・オーディオ・コントロールルーム)による音声制作体制が確固たる地位を築き、クライアントから高い評価をいただけていることを大変光栄に感じております。最後に、テクノロジーパートナーであるメディアリンクスに対し、深く感謝の意を表します。同社の献身的なサポートと迅速な製品納入がなければ、これほど厳しい工期内でのシステム実装は成し得なかったでしょう。」

VIDI GmbHに関して
VIDIは、世界規模の電気通信ネットワークを介した放送信号伝送において40年以上の実績を有する、中堅規模のサービスプロバイダーです。同社のサービス範囲は、技術コンサルティングやプロジェクト計画から、グローバルネットワークの設計・構築・運用まで多岐にわたります。また、ドイツ・ダルムシュタットに本社を置き、独立した経営体制を持つ民間企業です。現在、同社は主に、ライブイベント中継サービス・大規模な常設ネットワーク構築・自社開発のネットワーク管理ソフトウェア・厳選されたメーカーのハードウェア販売・提供などの4つの事業領域に注力しています。
詳細情報:www.vidi.eu

メディアリンクスについて
高価値の放送コンテンツのIP伝送ソリューションの提供者として世界で認知されています。テクノロジー&エンジニアリングエミー賞を受賞したメディアリンクスは、世界中の視聴者に卓越したライブスポーツやエンターテインメント体験を提供することに貢献しています。定期的に開催される冬季および夏季のオリンピック、サッカーワールドカップ、アメリカンフットボール、野球およびバスケットボール、政治大会、エンターテイメントショーなどで当社のIP伝送ソリューションが使用されています。
メディアリンクスのIP テクノロジーは、放送局、サービスプロバイダー、コンテンツホルダー向けに最適化されており、高品質なビデオと「ヒットレス」データ送信機能の両方を備えた、低遅延、帯域幅効率の高い冗長機能を提供します。メディアリンクスのIP ポートフォリオには、メディアゲートウェイプラットフォーム、アグリゲーション/コア スイッチ、管理制御ソフトウェアが含まれており、最大 4K UHD 解像度のフォーマットと 100G までのネットワーク帯域幅をサポートします。メディアリンクスのソリューションは、業界標準規格と互換性を持ち、既存のSDIインターフェースからIPへの移行を提供し、リモートプロダクション、クラウドサービスなどの進化するワークフローに柔軟に対応できるよう設計されています。また、ネットワークの設計、設置、保守などの構築、運用サービスも提供しています。
東証スタンダード証券コード:6659
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