【本レポートのポイント】
・3月の中古車買取平均価格が99.5万円と、昨夏以降初めて100万円を割り込む
・ホルムズ海峡封鎖によるUAE向け輸出制限で、4月以降の相場回復に不透明感
・コロナ禍の減産影響を受けた「5年落ち前後」の車両は、流通量不足により引き続き高値傾向

今回ご案内する2026年4月版の中古車買取相場レポートおよび過去のレポートについては、下記URLからご確認いただけます。
- 2026年4月版中古車買取相場レポート:https://www.kurumaerabi.com/kaitori/marketprice/
- 過去レポートアーカイブ:https://www.kurumaerabi.com/magazine/tag/125/
中東情勢の影響を受けて小休止

※過去5年の中古車オークション相場と「車選びドットコム」買取相場をもとに算出
2026年に入り、ホルムズ海峡の封鎖が世界経済に影響を及ぼしています。その影響は、原油供給の混乱にとどまらず、日本国内の中古車市場にまで波及し始めています。
日本の中古車は、走行距離の少なさや車検制度による定期的な点検・整備が行われていることから、海外でも一定の評価を受けており、世界各国へ輸出されています。そのなかでも、アラブ首長国連邦(UAE)は、2025年の日本からの中古車輸出実績において、UAEは約25万台(輸出全体の約15%)を占め、2年連続で国別輸出先の第1位となっています。(※1)
しかしながら、今回のホルムズ海峡封鎖によりUAEのジェベル・アリ港の稼働に支障が生じ、輸出先を失った車両が国内に滞留しています。同港は中東・アフリカ・中央アジア向けの再輸出拠点も担っており、この停滞は他国への流通にも一定の影響が見られます。
また、一部の車両については、ケニアやタンザニアなど東アフリカへの直送ルートも模索されていますが、各国固有の輸入規制や港湾インフラの制約、輸送コストの上昇などから、代替手段としての効果は限定的とみられています。
こうした状況を背景に、国内の中古車買取相場には全体的な下落圧力が強まるとともに、車種による価格差が拡大しています。特に中東市場での需要が見込まれるランドクルーザーをはじめとするSUV系車両は、封鎖以降オークション相場が下落傾向にあります。加えて、軽自動車やコンパクトカーは国内需要に支えられ比較的影響を受けにくい状況ですが、市場全体の先行き不透明感から買取業者が査定額を抑制する傾向がみられており、カテゴリーを問わず平均買取価格の押し下げ要因となっています。
※1 出典:2025年普通貿易統計(e-Stat)および2024年普通貿易統計(e-Stat)に基づく
中古車買取の動向

※過去2年の中古車オークション相場と「車選びドットコム」買取・下取り統計データをもとに算出
昨夏以降、過去最高値圏で推移してきた買取平均価格ですが、2026年3月の買取平均価格は99.5万円と、100万円を下回る水準となりました。
例年、新生活需要期を過ぎた4月を底に夏に向けて上昇に転じる傾向があり、当社データも同様の季節性を示しています。しかしながら、ホルムズ海峡封鎖によりUAEへの輸出が大幅に制限されたことで、中東・中央アジア地域における需要の減速が懸念されており、当面の市場動向は不透明な状況が続くものとみられます。
一方、新型コロナウイルス感染拡大の影響で国内メーカーが減産を余儀なくされた時期に製造された、いわゆる「5年落ち前後」の車両については、市場への流通量が依然として少ない状況が続いており、引き続き高値傾向にあります。
また、UAEへの輸出ルートに代わる代替ルートの整備が進んだ場合、中古車輸出全体への影響が緩和され、買取平均価格が回復に向かう可能性があります。
さらに、原油価格の上昇に伴う世界的なガソリン価格の高止まりを背景に、燃費性能に優れたトヨタをはじめとする国内メーカーのハイブリッド車への需要が高まる可能性があるでしょう。
ボディタイプ別の中古車買取ランキング
車選びドットコムの最新のボディタイプ別中古車買取ランキングを紹介します。
※「車選びドットコム」のボディタイプ別買取ランキングは、オークション相場や自社統計データを基に算出した独自データとなっており、詳細数値は非公開としています。
国産車ボディタイプ別買取ランキング

国産車ボディタイプ別買取ランキングは、前月2位のミニバン/ワンボックスと3位のコンパクト/ハッチバックが入れ替わった以外は前月と同じです。特に軽自動車は、割合を伸ばし30パーセント以上を占めており、買取相場平均も高値安定傾向です。
輸入車ボディタイプ別買取ランキング

輸入車ボディタイプ別買取ランキングは、前月1位のSUV/クロカンと2位のセダン/ハードトップが順位を入れ替えました。セダン/ハードトップが増加した要因は、メルセデス・ベンツのCクラスとSクラス(2021年発表)、メルセデス・ベンツ Aクラスセダン、BMW 3シリーズ(2019年発表)の乗り換え需要がありそうです。
中古車の無料査定サイト「車選びドットコム買取」について
「車選びドットコム買取」のWebサイトでは、中古車の買取に関する情報を発信しており、車の買取相場や実際に査定を行ったユーザーの口コミなど、車を売却する際に参考となる情報をお届けしています。
ユーザーが選ぶ買取業者おすすめランキング、車売却時の困りごとを解決するノウハウ記事も掲載中です。
サービスURL:https://www.kurumaerabi.com/kaitori/
会社概要
【株式会社ファブリカホールディングス】
- 代表者:代表取締役社長CEO 谷口政人
- 本社所在地:東京都港区赤坂1−11-30 赤坂1丁目センタービル 9F
- 設立:1994年11月
- 上場:東証スタンダード市場(コード番号:4193)
- コーポレートサイト:https://www.fabrica-hd.co.jp/
【株式会社ファブリカコミュニケーションズ】
- 代表者:代表取締役社長CEO 谷口政人
- 本社所在地:愛知県名古屋市中区錦3-5-30 三晃錦ビル8F
- 事業内容:業務支援システム開発・販売事業、インターネットメディア事業、WEBマーケティング支援事業、自動車修理・レンタカー事業
- 出資比率:株式会社ファブリカホールディングス100%
- コーポレートサイト:https://www.fabrica-com.co.jp/
<本件のリリースに関するお問い合わせ先>
株式会社ファブリカコミュニケーションズ 広報担当
TEL:03-5544-9209 FAX:03-5544-9136
E-mail: press@fabrica-com.co.jp
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