音声AIリサーチと革新的テクノロジーのグローバルリーダーであるElevenLabs(本社:米国ニューヨーク州、CEO:Mati Staniszewski、以下イレブンラボ)は、Googleが開発したAIウォーターマーク技術「SynthID」への対応を開始いたしました。SynthIDは、AI生成コンテンツに人間には知覚されにくい信号を埋め込み、コンテンツの来歴確認を可能にする技術です。生成AIによる音声コンテンツの活用が広がる中、イレブンラボは、企業や生活者がAI生成コンテンツをより安心して利用できる環境づくりに貢献していきます。
Googleは、Google I/O 2026において、SynthIDを含むコンテンツ透明性・検証ツールの拡充を発表しました。Googleの発表によると、SynthIDはこれまでに1,000億件以上の画像・動画および6万年分の音声に適用されており、今後、OpenAI、Kakao、イレブンラボなどがAI生成コンテンツにSynthID技術を取り入れていくとされています。

「SynthID」とは:AIコンテンツの“デジタルな出生証明”
SynthIDは、AIによって生成されたコンテンツに、人間の目や耳では気づくことができない特殊な信号(デジタルウォーターマーク)を埋め込む技術です 。この技術の導入にあたり、生成時のレイテンシ(遅延)や製品のパフォーマンスへの影響は一切なく、音質の劣化(ノイズなど)も生じません。
従来の「メタデータ(ファイル情報)」に依存する方式とは異なり、SynthIDは音声コンテンツそのものに信号を直接刻み込みます 。そのため、ファイル名が変更されたり、データが圧縮・編集されたりした後でも、AIによって生成されたものかどうかを高度に検証できる点が大きな特徴です 。
なお、この電子透かし技術は、コンテンツが「イレブンラボのプラットフォームによって作成されたこと」を識別するものであり、作成したユーザー個人を特定できるような個人情報は含まれません。クリエイターや企業のプライバシーは厳格に保護されます。
「SynthID」対応による具体的な変化
生成AIの利用が実証実験から本番運用へ移行する中、企業にとって「AIが生成したコンテンツであることをどのように説明し、検証可能にするか」は、セキュリティ、ブランド保護、コンプライアンス、顧客体験の観点から重要なテーマになっています。顧客接点における説明責任の担保:
音声AIエージェントが顧客対応やコンタクトセンター、金融・通信・小売などの領域で利用される場合、「企業の声」として発話された音声が本物であるという技術的な手がかり(来歴)を将来的に提供できるようになります。
なりすましやディープフェイクへの対策:
メタデータが削られるような2次加工や拡散が起きた場合でも、検証可能性を維持しやすくなるため、悪質な悪用やなりすましから企業のブランドを守る盾となります。
導入ハードルの引き下げ:
金融や保険など、特に高いコンプライアンスと説明責任が求められる業界において、「検証可能なAI音声」の仕組みが整うことで、実務への安心感を持った導入を後押しします。
イレブンラボは、音声AIの研究開発と商用化を進める企業として、高品質な音声生成、音声認識、会話型AIエージェントの提供に加え、安全で信頼できるAI活用のための技術的・運用的な取り組みを重視しています。今回のSynthID対応は、AI生成コンテンツの真正性・来歴確認を支える業界横断の枠組みに参加するものであり、企業が音声AIをより安心して本番環境に導入するための基盤づくりに寄与します。
Japan & Koreaゼネラルマネージャー 田村 元のコメント
「音声AIは、企業と顧客の接点そのものを変え始めています。だからこそ、生成された音声やコンテンツがどこから来たのか、どのように生成されたのかを検証できる仕組みは、エンタープライズ導入における重要な信頼基盤です。SynthIDのような来歴確認技術は、AIの利便性と透明性を両立させるための重要な一歩であり、イレブンラボは業界全体で信頼できるAIエコシステムを構築する取り組みを支援していきます。」エンタープライズ企業におけるメリット
顧客接点における「声の証明」と説明責任の担保AI音声エージェントや生成音声が顧客接点で利用される際、コンテンツの来歴を確認するための技術的な手がかりを提供します。
加工や編集に強い、高度な検証可能性の実現
ファイル情報(メタデータ)だけに依存しないウォーターマーク技術により、データの変換・圧縮・編集後もAI生成コンテンツとしての検証可能性を高く維持します。
信頼性が最優先される業界でのAI導入を後押し
金融、通信、保険、小売など、説明責任とブランド信頼が重要な業界におけるAI導入の心理的・運用的ハードルを下げます。
業界トップランナーによる横断的な課題解決
単独企業では解決しにくいAIコンテンツの透明性という世界的な課題に対し、Google、OpenAI、NVIDIA、Kakao、そしてイレブンラボを含む業界横断の取り組みとして安全なAIエコシステムの構築を牽引します。
今後について
イレブンラボは、企業やクリエイターが生成AIを安全かつ責任ある形で活用できるよう、製品開発、セーフティ、コンテンツ透明性に関する取り組みを継続していきます。SynthID対応の対象範囲や提供時期などの詳細については、今後、準備が整い次第発表します。イレブンラボについて
2022年に設立されたイレブンラボは、AI音声研究と技術のグローバルリーダーであり、企業、開発者、クリエイター、アーティストなど幅広い方に向けた最先端AIオーディオツールを構築しています。現在は企業評価額が110億ドル(約1.5兆円相当)を超え、プラットフォームはFortune 500企業の75%以上を含む数千もの企業に利用いただいています。高品質なボイスオーバーの大規模生成や、多言語の対話型AI音声エージェントの構築を支援しています。私たちのサービスでは、高品質なボイスオーバーを手頃な価格でスピーディに、そして大規模に作成したり、30以上の言語で対話型AI音声エージェントを立ち上げたりすることが可能です。イレブンラボ日本語サイト
https://elevenlabs.io/ja
イレブンラボ(日本語版)LinkedIn
https://www.linkedin.com/company/elevenlabs-japan/
企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ
