
STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、75Vの絶対最大定格(AMR)を備えた、車載用48Vプリドライバである「L98GD8E」を発表しました。48V電気系向けのISO 21780規格への準拠と、8チャネルのハイサイド / ローサイド駆動回路を兼ね備えています。
8つの出力は、外付けのハイサイドNチャネル / PチャネルMOSFET、またはローサイドNチャネルMOSFETの駆動向けに個別に設定でき、さまざまな負荷構成に柔軟に対応できます。DCモータ・ドライバにおいて、1つのICで最大2つのHブリッジを制御できるほか、複数のリレーや抵抗負荷、容量性負荷を管理し、小型バルブのピーク & ホールド制御も可能です。チャネル6は、専用イネーブル・ピンを必要とする安全関連負荷の駆動に適しています。
L98GD8Eの代表的な用途には、パワートレインや回生エネルギーなどのマイルド・ハイブリッド・システムに加え、電動コンプレッサや統合型スタータ・ジェネレータなどの補助システムがあります。複数の負荷を駆動可能な柔軟性により、48Vの給電ネットワークの活用が容易になり、供給電力の拡大やエネルギー効率の向上、さらには配線やコネクタの電流定格の低減による軽量化が可能になります。
L98GD8Eは、MOSFETのスルーレートをターンオン時とターンオフ時の両方で制御することで、車載電気システムに適用されるEMC規制への準拠をサポートします。さらに、高度な診断機能が負荷を保護するとともに、オン時 / オフ時の両方において、バッテリや接地との短絡や負荷オープンなどの故障を検出することで、高い安全要求への対応に貢献します。バッテリ電圧とデバイス温度を監視する10bit ADコンバータを2個搭載しており、過電流のしきい値をダイナミックかつ自動的に補正できるため、あらゆる動作条件に適応できます。
L98GD8Eは、3.3Vおよび5Vロジックに対応しており、ICの設定と診断信号の伝送に使用できる高速SPIインタフェースを備えています。外部障害の表示に加え、組み込み自己テスト機能(BIST)、内部過電圧検出回路のハードウェア・セルフ・チェック(HWSC)、および通信チェック(CC)用ウォッチドッグ・タイマなどの診断機能も備えています。SPIにより、バッテリ電圧およびデバイス温度の測定にもアクセスできます。加えて、二重冗長回路を高速にスイッチオフできる2つのディスエーブル・ピンを備え、システムの安全性を一層高めます。
L98GD8Eは現在量産中で、TQFP64パッケージ(10 x 10mm)で提供されます。価格は、1000個購入時に約3.95ドルです。
詳細については、ウェブサイトをご覧ください。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、約49,000名の従業員を擁し、包括的なサプライ・チェーンと最先端の製造設備を有する世界的な総合半導体メーカーです。約20万社を超えるお客様や数千社のパートナー企業と協力しながら、お客様のビジネス創出や持続可能な社会をサポートする半導体ソリューションの開発ならびにエコシステムの構築に取り組んでいます。STのテクノロジーは、スマート・モビリティ、電力エネルギー管理の効率化、クラウド接続型自律デバイスの普及を可能にします。STは、すべての直接・間接排出(スコープ1および2)、ならびに製品輸送、従業員の出張・通勤による排出(スコープ3の注力分野)におけるカーボンニュートラル達成に向けた取り組みを進めており、2027年末までに再生可能エネルギーの使用率を100%にする計画です。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト(http://www.st.com)をご覧ください。
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アナログ・MEMS・センサ製品グループ
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