株式会社SmartHR(本社:東京都港区、代表取締役CEO:芹澤 雅人)が提供する、人と組織のためのバックオフィスシステム「SmartHR(スマートエイチアール)」の情報システム部門向けソリューションは、これまで「ID管理」機能などを通じて支援してきたアカウント管理の領域から提供範囲を広げ、AI時代のセキュリティ・ガバナンスを支える「ID・アクセス管理(IAM)」(※1)領域に本格参入します。
本参入にともない、SmartHRは「外部サービス利用の把握・検知」「アカウント管理の高度化」「アクセス管理の強化」の3つの取り組みを一気通貫で推進します。7月15日より提供を開始した「シャドーIT検知」機能を皮切りに、最新の人事・労務データと連動したアカウント・アクセス管理へと発展させ、企業のセキュリティ・ガバナンス強化を支援してまいります。

■ 「ID・アクセス管理(IAM)」領域へ本格参入する背景
SaaSやAIツールの普及により、情報システム部門が把握していないシャドーIT/シャドーAI(※2)や、退職者アカウントの残存、パスワードの使い回しといったリスクが増大しています。こうした環境では、従業員のアカウントを個別に管理する従来の手法では対応が追いつかず、「何が使われ、誰がアカウントを持ち、誰がどのようにアクセスできるか」を入社・異動・退職に応じて正しい状態に保ち続ける「ID・アクセス管理(IAM)」への取り組みが急務となっています。また、「ID・アクセス管理」の起点となる従業員情報は人事部門が管理しているケースが多く、アカウント情報・アクセス情報を管理する情報システム部門のデータは分断されているのが実情です。
SmartHRは2025年より「ID管理」機能を提供し、アカウント管理の効率化とセキュリティ強化に取り組んできました。AIの活用が進み、ID・アクセス管理における課題が顕在化する今、SmartHRは人事・労務の手続きを通じて日々更新される鮮度の高い従業員データを強みに、「ID・アクセス管理(IAM)」領域への本格参入を決定しました。
※1 IAM:Identity and Access Managementの略。本人確認、アカウント管理、アクセス制御などを通じて、誰がどのシステムを利用できるかを管理する考え方。
※2 シャドーIT/シャドーAI:情報システム部門が把握・管理していない状態で、従業員や部門が外部サービスやAIツールを利用すること。
■ 「ID・アクセス管理(IAM)」領域における3つの取り組み
SmartHRは、従業員の入社・異動・退職などのライフサイクルに応じた適切なガバナンス環境の実現に向け、以下3つの取り組みを推進します。

1. 外部サービス利用の把握・検知:「シャドーIT検知」機能を提供開始
社内で利用されている外部サービスやAIツールの利用実態を可視化し、シャドーIT/シャドーAIの早期把握と、管理対象の整理を実現します。外部サービスの利用実態を明らかにすることは、アカウント管理やアクセス管理を適切に行うための前提となる取り組みです。「シャドーIT検知」機能は、7月15日より提供を開始しています。
2. アカウント管理の高度化:AIを活用し、APIの有無を問わず可視化から作成・削除の実行まで提供範囲を拡大
SmartHR上の従業員データと各外部サービスのアカウント情報を連動させることで、誰がどの外部サービスのアカウントを保有しているかを可視化し、入社・異動・退職に応じたアカウント管理を提供します。
SmartHRはすでに、「ID管理」機能を通じてAPI連携に対応した外部サービスのアカウントの可視化・作成・削除・停止を、またAIを活用した「ブラウザ自動操作」機能を通じてAPI連携に対応していないWebサービスのアカウントの可視化を支援しています。今後はAI活用をさらに進め、API連携によらないアカウントの作成・削除、Google WorkspaceやMicrosoftアカウントなどの設定管理、申請・承認と連動したアカウント作成へと、提供範囲を広げていきます。これにより、退職者アカウントの残存防止や不要アカウントの棚卸しといったセキュリティ・ガバナンス強化に加え、入社・異動・退職時に発生するアカウント作成・削除業務の更なる効率化を目指します。
※ 従業員データベースと連動したアカウント管理技術について特許出願済。
3. アクセス管理の強化:SSO・パスワード管理・共有アカウント管理による利便性とセキュリティの両立
SSO(※3)・パスワード管理・共有アカウント管理を通じて、従業員が安全かつ快適に外部サービスへログインできる環境の実現を目指します。SSO対応サービスでは「SmartHR」を入口としたログイン体験を提供し、SSO非対応サービスでは「SmartHR」上にID・パスワードを安全に保管・自動入力することで、パスワードの使い回しや、メール・紙によるパスワード共有の削減につなげます。また、部署やチーム単位で利用される共有アカウントについても、従業員情報に応じて利用対象者を管理できるようにする構想です。異動・退職時の回収漏れや、不適切な利用の防止につなげます。
「アカウント管理の高度化」「アクセス管理の強化」に関する各機能は、2026年中に順次提供を予定しています。
※3 SSO:シングルサインオン(Single Sign-On)の略。1度のログインで、連携する複数のサービスを利用できる仕組み。
■ 第一弾の新機能「シャドーIT検知」の特長
本参入の第一弾として提供を開始した「シャドーIT検知」機能の主な特長は、以下の通りです。

主な特長は以下の通りです。
1. 管理対象外の外部サービスの利用状況を一覧で可視化
拡張機能をインストールした従業員のブラウザ利用ログをもとに、情報システム部門が把握していない、社内で利用されているSaaS・AIサービスなどの外部サービスの利用状況を検知します。
2. サービスごとの利用状況を確認
検知したサービスごとに、利用した従業員情報、最終利用日、利用日数などを確認できます。
3. 利用実態をもとに、棚卸し・見直しを実施
利用状況をもとに、管理対象への追加や利用の停止、重複ツールの見直しを行うことができます。
■ 今後の展望
SmartHRは、人事労務の領域で培った企業の従業員データを強みに、常に最新の従業員情報と連動したセキュアな「ID・アクセス管理(IAM)」の実現に取り組んでまいります。
今後も外部サービス利用の把握、アカウント管理、アクセス管理を一気通貫で支援し、AI時代における企業のセキュリティ・ガバナンスの強化に貢献してまいります。さらに、ITコンサルティングや情シスBPOを強みとするSmartHRグループ各社(KICK ZA ISSUE株式会社、株式会社SUNITED)と連携し、システム提供に留まらず、DX戦略の策定から現場での実運用までを一貫して支援する体制を強化してまいります。
- 参考:SmartHRの情報システム部門向けソリューションについて(https://smarthr.jp/it-solutions/)
■ 「SmartHR」について
「SmartHR」は、労務管理クラウド7年連続シェアNo.1(※)の人と組織のためのバックオフィスシステムです。
雇用契約や入社手続き、勤怠・給与計算などの多様な労務手続きをペーパーレス化し、「SmartHR」に溜まった従業員データを活用したタレントマネジメント機能により最適な人員配置や人材育成を推進、データに基づく人的資本経営を支援します。さらに、アプリストアサービス「SmartHR Plus」を通じて個社ごとのカスタマイズ性を高め、正確性や安全性の高いデータ連携を実現しています。
SmartHRは、「worker-friendly 働くみんなが使いやすい」というサービスビジョンのもと、企業の生産性を向上し、誰もがその人らしく働ける環境づくりに貢献します。
※デロイト トーマツ ミック経済研究所株式会社「HRTechクラウド市場の実態と展望 2025年度版」労務管理クラウド市場・出荷金額(2024年度)https://mic-r.co.jp/mr/03710/
■ 会社概要
- 社名:株式会社SmartHR
- 代表取締役CEO:芹澤 雅人
- 事業内容:クラウド人事労務ソフト「SmartHR」の企画・開発・運営・販売
- 設立:2013年1月23日
- 資本金:1億円
- 本社:東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー
- 企業URL:https://smarthr.co.jp/
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