【相模原市】市立博物館と市内企業との連携により、プロ仕様の空気清浄機での快適な研究環境づくりを目指す実証実験を実施 - PR TIMES|RBB TODAY

【相模原市】市立博物館と市内企業との連携により、プロ仕様の空気清浄機での快適な研究環境づくりを目指す実証実験を実施

一般家庭用レンジフードで国内No.1シェア※を誇る富士工業株式会社の技術力で、博物館研究者の作業環境改善を実証します




・実証の概要について

 相模原市立博物館では、展示物の管理や企画展の運営等のみならず、野生動物の生態調査や標本の作成などの研究活動を日常的におこなっています。
 こうした活動において、例えば生態調査で分析する動物の巣内残渣物や巣、標本を作成する際の動物の検体など、さまざまな資料から化学物質由来のにおいが発生し、研究者の作業環境に影響をおよぼしていました。
 このような化学物質による室内環境悪化という課題解決に向け、富士工業株式会社(以下ブランドネームのFUJIOHと呼称)が、麻布大学、清水建設株式会社と2025年に共同開発したVOC(*1)低減型空気清浄機を、2026年5月より博物館に実証実験として設置。
 本実証は約1年にわたって実施予定で、現時点で、作業時のにおいの低減効果に一定の効果が見られていることから、今後は研究時の作業内容に合わせたフィルター構成の検討等を進めることで、さらなる性能向上を目指します。
 今後も相模原市、FUJIOHは、博物館や研究機関における快適な環境づくりを推進することで、研究活動のさらなる発展と質の向上に貢献してまいります。

※富士工業グループは、一般家庭用レンジフード供給台数国内シェアNo.1。(2021年4月東京商工リサーチ調べ ODM生産品を含む)
*1:VOC(揮発性有機化合物)は、建材や家具、日用品、動物などから発生するさまざまな化学物質の総称


(左)動物の巣の解体調査時に稼働するVOC低減型空気清浄機の様子(右)市立博物館2階実験実習室に設置されたVOC低減型空気清浄機

【相模原市立博物館 秋山館長 のコメント】
 これまでは作業の翌朝でも室内にどことなくにおいが残っていましたが、VOC低減型空気清浄機を使用してからは気にならないレベルになったと感じています。
 アナグマ・タヌキ・鳥類など7体程度解剖し、においが強く発生した際も、残臭はほとんど感じられませんでした。こうした変化は、VOC低減型空気清浄機の効果のように思います。

・VOC低減型空気清浄機について

 VOC低減型空気清浄機は、取り込んだ空気に含まれる化学物質をケミカルフィルターで吸着し、低減します。さらに、準HEPAフィルターによって微細なちり等の固体粒子成分を取り除き、清浄な空気として室内に戻します。
 空気中に含まれるVOCは、アレルギーや呼吸器疾患などの健康被害を引き起こす可能性がある要因の一つとしても注目されています。動物病院における実証試験では、本製品の稼働により室内の総VOC濃度が大幅に低減されることが確認されました。
 本製品は、医療施設や研究施設以外にも、美術品保護のためにVOC対策が必要な美術館、アウトガス(*2)対策が求められる工場など、幅広い分野での活用が期待されます。
近年、博物館や美術館では、文化財や昆虫標本、剥製などの動物系標本の保全に広く使用されてきた薬剤の製造・販売中止に伴い、代替手法として防虫剤の使用が増加しています。
 これにより防虫剤由来の独特なにおいが新たな課題となり、収蔵環境や作業空間における空気環境への関心が高まっています。こうした状況を踏まえ、VOC低減型空気清浄機は、博物館や美術館における新たな空気環境対策の選択肢の一つとして位置づけられます。
 また、作業環境の改善は、研究者がにおいによる影響を気にすることなく、研究に集中できる土台となります。そして研究者の負担軽減は、作業効率や観察・分析の精度向上を通じて、新たな知見の創出の後押しとなることが期待されます。

*2:アウトガスは、プラスチックや接着剤などの有機材料や梱包材から放出されるガス成分




・相模原市の取組

 相模原市では、神奈川県と合同で相模原市・橋本駅を中心とした広域スタートアップ支援ネットワーク形成事業「Greater Linear Startup Newtwork(略称:GLiS(グリス))」を実施しており、産官学金の多様な主体の連携を促進し、各主体によるオープンイノベーションを推進するとともに、ベンチャー・スタートアップの研究開発から実証、社会実装、事業化までを一体的に支援する支援ネットワークの形成を目指します。
 なお、富士工業株式会社は、令和8年3月13日に設置されたGLiSコンソーシアムの会員として同事業に参加しています。

公式Web:https://glis-sagamihara-kanagawa.eiicon.net/




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