株式会社文響社(本社:東京都港区 代表取締役社長:山本周嗣)は、『幽子さんの心霊鑑定』を2026年8月6日に発売いたしました。

■あらすじ
霊感を持つ人嫌いの女子高生・幽子と、幼馴染・しんいちが織りなす、青春オカルトストーリー。

影森高校に通う杉本新一には、少し変わった幼馴染みがいる。
名前は「幽子」。 近寄りがたいオーラを全身にまとう彼女の正体は、圧倒的な霊能力を持つ「本物の霊感少女」だった。 気付けば幽子のマネージャー役に収まっていた「しんいち」の元には、次々と奇妙な怪異の相談が舞い込むように。
・付き合い始めた彼氏を襲う、髪の長い不気味な女の生き霊
・曰く付きの廃墟で撮影された怪しげな心霊動画
・祖父が残した日本人形、顔のぼやけた謎の写真
・黄泉から帰ってきた、死んだはずの夫
・ 蔵の屋根裏に隠された秘密の教会と開かずの箱
もたらされるのは、おどろおどろしいオカルト現象、呪物の数々。
しかし、幽子が「心霊鑑定」を通じて引きずり出すのは、美しくも恐ろしい「人間の情念」や「哀しい秘密」だった。そして、「心霊鑑定」の依頼をこなす中で、人嫌いだった幽子にも変化が訪れはじめ…?
■著者情報:しんいち
S県在住の怪談収集家。「好きなものは?」と聞かれれば、真っ先に「心霊」「怪談」と答えてしまうほどの無類のオカルト好き。幼少期からオカルト本を読み漁り、怪談や心霊現象、都市伝説など幅広い知識を培ってきた。本作は、しんいち氏が実際に体験した出来事や、これまで蓄えてきたオカルトの知識をもとに執筆したデビュー作。原案となった『幽子さんの謎解きレポート』は小説投稿サイト「Nolaノベル」にて不定期連載中。
■本作について
本書はフィクションです。実在の人物、団体、事件とは一切関係ありません。
本作は株式会社indentが運営する創作プラットフォーム「Nola」内の小説投稿サイト「Nolaノベル」(https://story.nola-novel.com)への投稿作「幽子さんの謎解きレポート」を元に改稿・加筆を加えて書籍化したものです。
■作者・しんいち先生からのコメント
頼りないようでいて、どこか真っ直ぐなしんいちと、一筋縄ではいかない幽子。
この物語は、そんな凸凹な二人が不可解な事件や日常に潜む謎へ挑んでいく物語です。
執筆を進める中で、二人は何度も私の想像を超えて動き出し、小気味よい掛け合いに笑わされ、その真っ直ぐな眼差しに心を動かされました。
気がつけば、彼らは私にとって友人であり、家族でもある、掛け替えのない存在になっていました。
今回、書籍という形でより多くの皆様に二人をお届けできることを、大変うれしく思っています。
読者の皆様にとっても、しんいちと幽子が「また会いたい」と思える大切な存在になれたなら、作者としてこれ以上の喜びはありません。
■担当編集より
ホラー・オカルトものは、いわゆる「イヤミス」の作品が多い印象ですが、その中でも本作『幽子さんの心霊鑑定』は異彩を放つ作品だと感じています。
まずは、幽子としんいちの幼馴染バディ。霊感という超人的な力を持つ美少女かと思いきや、人見知りかつ食いしんぼうな一面を持つ幽子。周囲から浮きやすい幽子と対等に渡り合い、時にはツッコミを入れながら彼女の活躍をサポートする、オカルトマニアのしんいち。この二人をはじめとする登場人物のコミカルな掛け合いで、オカルトが好きかにかかわらず、するすると読めてしまう不思議な力があります。
また、作者・しんいち先生の「オカルト愛」も随所で光っています。オカルト事件の描き方も「単なる怖い話」に収まらず、結末では人の思惑や秘められた想いが明らかに。心霊やオカルトは、「人に害なす不気味で有害なもの」ではなく、人間の営みとともに生まれるものだと感じられる作品になっています。ゾクっとするだけでなく、エピソードごとに喜怒哀楽さまざまな感情を与えてくれるのもこの作品のおもしろさだと思います。
ちなみに、なぜか校了を迎えた直後から担当編集の仕事用パソコンも不調をきたし始めました。これも霊の仕業なのでしょうか……。
全6編、544ページと超大作となりましたが、これは幽子たちの物語の序章に過ぎません。まだ明らかになっていない物語をお届けできる日が来ることを願っております。
■商品情報

『幽子さんの心霊鑑定』
著:しんいち イラスト:fracoco
ISBN:978-4-86845-102-0
体裁:四六版・544P
定価:1580円(+税)
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