株式会社オーケーウェブ(本社:東京都港区、代表取締役:杉浦 元、以下「オーケーウェブ」)とJINEN株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:本嶋 崇志、以下「JINEN」/オーケーウェブの完全子会社)は、人と人との良質な関係性の仕組みを研究・社会実装する共同研究プロジェクト「ありがとうラボ」を設立したことをお知らせします。
本プロジェクトでは、オーケーウェブが27年間運営してきたQ&Aコミュニティ「OKWAVE」に蓄積された膨大なコミュニケーションデータと、JINENが培ってきたコミュニティ設計・組織開発の知見を組み合わせ、「人は、なぜ誰かに貢献し、なぜ『ありがとう』が生まれるのか」という問いを研究します。
研究を通じて、貢献・感謝・信頼・共創が循環するコミュニケーションの条件を明らかにし、企業・教育機関・地域・オンラインコミュニティなど、さまざまな現場へ社会実装することを目指します。

ありがとうラボ 良質なコミュニケーションを研究し、社会へ実装する
設立の背景
AIの急速な発展により、知識や情報へのアクセスは容易になりました。一方で、SNS上での分断や誹謗中傷、人間関係を理由とした離職、コミュニティの維持・活性化など、「人と人との関係性」に起因する課題はますます複雑になっています。
私たちは、その本質的な課題である「関係の質」は、「つながりの量」ではなく「コミュニケーションの質」にあると考えています。しかし現在、良質なコミュニケーションから育まれる「関係の質」を客観的に測定し、再現可能な形で活用できる指標は十分に存在していません。
OKWAVEには1999年のサービス開始以来、人が誰かを助け、その貢献に対して感謝が返されるという行動が長期間にわたり蓄積されてきました。ありがとうラボでは、この世界的にも希少な長期データを活用し、以下を研究していきます。
- 人はどのようなときに誰かへ貢献するのか
- 感謝はどのような条件で生まれるのか
- 信頼はどのように積み重なるのか
- 助けられた人が、助ける人へ変化する条件とは何か
「ありがとうラボ」が目指すもの
ありがとうラボでは、次の人間関係の循環を研究対象とします。

個人と組織のウェルビーイング
「ありがとう」という言葉そのものではなく、その背景にある関係性の変化や継続参加、次の貢献へつながる行動までを分析し、人と人との良質な関係性を可視化することを目指します。
研究成果は、コミュニティ設計/組織開発/人材育成/AI分析/企業研修/教育プログラムなどへ展開し、実社会で活用できる形へと還元していきます。
主な活動内容
- 月1回の研究会開催
- 企業・大学との共同研究
- 四半期ごとの研究レポート公開
- ケーススタディ・ホワイトペーパーの制作
- 年1回の公開カンファレンス開催
- コミュニケーション指標の開発
- AI分析モデルの研究開発
研究と実証を繰り返しながら、人と人との良質な関係性を再現可能な知見として体系化していきます。
データの取り扱いについて
本研究では、投稿者の権利と期待を最優先します。個人が特定される、または投稿内容から個人の状況が推知される形での分析・公開は行いません。分析は個人を特定できない形に加工したデータを用い、研究目的以外には使用しません。実際の投稿を事例として紹介する場合は、原文をそのまま掲載せず、趣旨を保った再構成を原則とします。
両社の役割
■ オーケーウェブの役割
27年間にわたり運営してきたQ&Aコミュニティ「OKWAVE」に蓄積された実データと運営知見を提供します。長期間にわたるコミュニケーションデータを活用し、貢献・感謝・信頼がどのように生まれ、継続していくのかを実証的に研究します。
■ JINENの役割
企業・自治体・大学などへのコミュニティ設計・組織開発の実践知をもとに、研究設計、理論化、社会実装を担当します。研究成果を企業研修や診断、コミュニティ設計、AIサービスなどへ展開し、実際の現場で活用できる形へと発展させます。
今後の展望
ありがとうラボでは、2030年までに以下を目指します。
- コミュニケーション研究の国内有数の研究拠点となること
- 100社以上の企業との共同研究
- 人と人との関係性を測る新たな指標の確立
- コミュニティマネージャー育成プログラムの構築
- AIを活用したコミュニケーション分析サービスの提供
AI時代だからこそ、人が人を助け、感謝し、信頼し合う営みの価値はさらに高まります。ありがとうラボは、人間にしか生み出せない価値を研究し、その知見を社会へ還元することで、人と人との良質な関係性が価値として循環する社会の実現に取り組んでまいります。
コメント
株式会社オーケーウェブ 代表取締役 杉浦 元
「OKWAVEには27年間にわたり、人が誰かを助け、その感謝が次の貢献へつながる営みが蓄積されてきました。私たちは、この実践知を「人類の知」として社会へ還元したいと考えています。AI時代だからこそ、人と人との関係性はこれまで以上に重要になります。JINENとの共同研究によるこの「ありがとうラボ」を通じて、人と人との良質な関係性を科学し、人が支え合い、信頼し合い、共に価値を生み出す社会づくりに貢献してまいります。」
JINEN株式会社 代表取締役 本嶋 崇志
「AIが知識を生み出す時代だからこそ、人が誰かを理解し、支え、感謝し合う関係性の価値はさらに高まります。ありがとうラボでは、これまで感覚的に語られてきたコミュニティや組織づくりを、データと実践をもとに体系化し、社会で再現可能な知見として提供していきます。研究にとどまらず、企業・教育・地域などあらゆる現場で実際に活用されることを目指してまいります。」
各社概要
株式会社オーケーウェブ

JINEN株式会社

本件に関するお問い合わせ先
株式会社オーケーウェブ
事業推進グループ
E-mail:sales_okwaveplus@ml.okwave.co.jp
JINEN株式会社
広報担当
E-mail:corporate@jinnen.co.jp
当社は今後も、見えない貢献を可視化し、価値を生む関係性をつくり育てることで、組織や地域におけるウェルビーイング向上に貢献してまいります。
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