NinjaOne、エージェント型AIテクニシャン(IT運用を支援するAI)「Katana AI」と、AIエージェントの利用を統制する「NinjaOne MCPサーバー」を発表
ITを統合して業務を簡素化するNinjaOneは本日、IT課題の根本原因を特定し、対応策を推奨するエージェント型AIテクニシャン(IT運用を支援するAI)「Katana AI」と、IT部門が利用するAIエージェントを統制しながらIT運用に連携させる「NinjaOne MCPサーバー」の2製品を発表しました。
両製品は、NinjaOneプラットフォームのセキュリティ、権限、ガバナンス機能の上に構築されています。IT部門の責任者は、AIがアクセスできる情報や実行できる操作を管理できます。これにより、IT部門が定めた権限の範囲でAIを活用し、インシデントの切り分けから修復までを迅速化します。NinjaOneは、こうした新製品への投資を通じてAIと自律型IT運用への投資を推進し、統合エンドポイント管理(UEM)分野におけるAIリーダーとしての地位をさらに強化します。
市場調査会社IDCでエンドポイント管理およびエンタープライズモビリティ担当のリサーチバイスプレジデントを務めるフィル・ホックマス(Phil Hochmuth)氏は、次のように述べています。「現在のIT環境は、技術者が処理できる量を超えるデータを生み出しています。IT運用部門が問題の解決に取りかかる前に、状況把握や原因調査に時間を費やせば、部門の時間が失われるだけでなく、従業員の業務と生産性にも影響が及びます。IT部門はいずれも、問題解決プロセスを自動化し、迅速化する必要があることを認識しています。そのためには、後付けのツールや外部から監視するだけのツールではなく、システム基盤のソフトウェアと密接に連携した、信頼できるAIツールが必要です。」
Katana AIは、デバイスのテレメトリ(稼働状態を示すデータ)、履歴、アラート、アクティビティを分析し、考えられる根本原因を特定します。そのうえで、修復アクションやスクリプトを含む次の対応策を、技術者が日常的に使用している画面上で推奨します。技術者は、複雑で難度の高いIT課題を迅速に解決できるようになり、その結果として全従業員の生産性が向上します。また、Katana AIは汎用モデルの知識に依存せず、組織のデバイス履歴、アラートの傾向、IT部門がこれまでに蓄積してきた解決のノウハウを活用します。そのため、推奨内容には、組織のシステムの実際の挙動が反映されます。
NinjaOne MCPサーバーは、Katana AIと同様の分析・状況把握能力を、IT部門がすでに利用している外部のAIエージェントにも提供します。外部のAIエージェントは、NinjaOne MCPサーバーを通じてNinjaOneのデータを参照し、NinjaOneプラットフォーム上で直接操作を実行できます。このとき、AIエージェントはNinjaOneを迂回せずNinjaOneを経由して動作し、IT部門がすでに管理しているロールベースの権限によって統制されます。組織はKatana AIとNinjaOne MCPサーバーを組み合わせることで、同サーバーを通じて接続する全てのAIエージェントを、1つの連携窓口と共通のガバナンスモデルのもとで管理できます。
IT部門が両製品から得られる効果は以下の通りです。
- 状況把握に必要な情報をすぐに確認できるため、インシデントの切り分けを迅速化
- 推奨された対応から修復までを1カ所で完結
- AIに対するガバナンスと統制を確保し、AIが実行する操作を信頼できる環境を実現
また、NinjaOneのAIアーキテクチャは、トークン(AIがテキストを処理する際の単位)の消費効率を重視して設計されています。組織はAIの利用にかかるコストを管理し、予測できるため、安心して利用規模を拡大できます。
Range MSPでMSPマネージャーを務めるランディ・ハイダー(Randy Hyder)氏は、次のように述べています。「当社のチームは、問題の修正に取りかかる前に、複数のツールから情報を集めることに多くの時間を費やしています。Katana AIを使えば、技術者は1つの画面で問題の概要と推奨される次の対応を確認できます。必要なデータをすぐに得るために、情報を探し回ったり、日次レポートを取り出したりする必要はもうありません。Katanaエージェントがアクセスできる範囲を設定し、その操作を承認できることが、当社にとっての安心材料です。Katana AIを導入しても自社環境の統制を手放す必要がない点を、心強く感じています。」
信頼性を備えたAIを提供するNinjaOneの製品群
NinjaOneは、開発のスピードを重視した研究開発体制のもと、過去1年間にマイナーリリース43件とメジャーリリース6件を提供しました。両製品は、その最新の成果であり、AIの価値と厳格なガバナンス・統制の両立を実現するものです。
なお、両製品は、NinjaOneがこれまで展開してきたAIと自動化の製品群を基盤としています。この製品群には、特許を取得した自律型パッチ管理機能が含まれます。自律型パッチ管理機能は、高度な分析、自動化、ポリシーに基づく制御を組み合わせてパッチ適用を迅速かつ安全にし、組織のレジリエンスを高めます。NinjaOneが提供しているその他の主なAI機能は、次の通りです。
- AIを活用した「Vulnerability Management」:定期スキャンを行わずに、ソフトウェアの脆弱性(ぜいじゃくせい)を継続的に特定します。自律型パッチ管理と組み合わせることにより、IT部門は業界平均の43日(※1)に対し、数分で脆弱性へのパッチ適用と修復を完了できます。
- 「NinjaOne Remote」のクラウド録画:ローカルストレージに依存せずに、AIで要約した監査証跡を即座に作成します。作成した監査証跡は、コンプライアンス対応、トレーニング、トラブルシューティングに活用できます。
- 「NinjaOne Browser Management」:未承認のAI利用を含め、ブラウザの拡張機能とURLを可視化します。また、AIで各拡張機能のリスクを評価し、対策の優先順位付けに役立つ情報を提供します。
NinjaOneでプロダクトマネジメント担当シニアバイスプレジデントを務めるマット・ヘイスティングス(Matt Hastings)は、次のように述べています。「IT部門に不足しているのはデータではなく、時間です。技術者が同時にあらゆる場所で対応することはできません。当社は、この課題を解決するためにAIをどのように取り入れるかを慎重に検討してきました。Katana AIはNinjaOneに直接組み込まれており、汎用モデルではなく、お客様自身の環境に基づいて推論します。また、企業のIT部門が必要とする、AIの安全性、セキュリティ、統制に関する要件を満たすよう設計しています。お客様からは、AIが参照する情報と実行する操作を正確に設定し、その内容を自ら検証できる場合に限り、実環境へのアクセスをAIに任せられるという声をいただいてきました。当社はプラットフォーム全体で、AIの動作を組織が予測でき、自社環境の状況に即しており、統制できる形での開発に取り組んでいます。これにより、組織はAIを信頼し、実際の業務に活用できるようになります。」
Katana AIの詳細については、こちらから確認できます。
※1 Verizon「2026 Data Breach Investigations Report」
NinjaOne無料トライアル
https://www.ninjaone.com/ja/freetrialform/
NinjaOneについて
NinjaOneは、140以上の国と地域で約40,000社の顧客に対し、「ITを統合し、業務を簡素化する」ことを支援しています。統合IT運用プラットフォーム「NinjaOne Unified IT Operations Platform」は、エンドポイント管理、自律型パッチ管理、バックアップ、リモートアクセスを単一のコンソールに統合して提供し、業務効率の向上、レジリエンスの強化、コスト削減を実現します。企業は、IT業務を自動化して全てのエンドポイントを管理することで、従業員に優れたテクノロジー体験を提供できます。顧客の成功を最重視しており、5年以上にわたって98%の顧客満足度を維持しています。
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