「IPv6センサネットワーキング」とは、IPv6を実装したセンサを各電気機器に設置してネットワーク化させること。たとえば、照明機器にIPv6センサを取り付けることで、時間帯ごとに照度を落とすなどの制御が一括で行えるようになる。これを実現させるためには、ビルや工場、家庭などにある膨大な数の各電気機器に取り付けるため、アドレス空間が広いIPv6が必要になるという訳だ。
同コンソーシアムでは、まずはビルや工場でのビジネス化を目指すという。
発起人の1人であるIRIの藤原洋氏は、「発起人となった8社はIPv6においては、先進的な企業だ。今回のコンソーシアムでは、研究や開発だけではなくビジネス化を目指している」と方向性を示した。

IRIの藤原洋氏 |
具体的な活動については、7月2日から開催されるエンタプライズ向けネットワーク機器の展示会「NetWorld+Interop2003」にて参加メンバーを募集した後、8月からの開始を予定しているとのことだ。
発起人は以下の8社。
- インターネット総合研究所
- NTTコミュニケーションズ
- 日建設計
- 日本電気
- 日立製作所
- 富士通
- 松下電器
- 松下電工