auは先日、QVGA液晶、外部メモリー、EZナビウォークなどを搭載した携帯電話6機種を発表した。会場では、京セラ製の「A5502K」以外について実機に触れることができる。
まず目を引いたのが奇抜なデザインの「INFOBAR」(三洋マルチメディア鳥取製)だ。昨今の携帯電話では珍しくストレート型になっている。また、この大きさながら31万画素のCCDを内蔵しているなど、機能についても妥協していないのが特徴だ。
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INFOBAR。左は「ICHIMATSU」、右は「NISHIKIGOI」。マグネシウム合金を使っているため高級感が漂っている。 |
このauブースで一番力を入れてアピールしているのは「EZナビウォーク」だ。これは、携帯電話にGPSモジュールを内蔵することで、リアルタイムに自分の場所を表示させるサービス。auの携帯電話にはこれまでもGPSモジュールが搭載されていたが、こちらはリアルタイムでの位置表示はできなかった。さらに、QVGA液晶(240×320ドット)を搭載することで地図が非常に見やすくなっている。このEZナビウォークだが、東芝製の「A5501T」(10月下旬発売予定)、京セラ製の「A5502K」(2004年1月発売予定)、サンヨー製の「A5503SA」(12月発売予定)が対応する。
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(左)A5501T(右)A5502K。こちらは発売がまだ先になるため実際に触れられなかった |
このうちA5503Aは、FMラジオを搭載している。実際使ってみたところ、公式サイトに簡単にアクセスできるなど、これまでのFMラジオにはない操作が実現される。また、FMラジオチューナーを内蔵しているにもかかわらず厚さが20mm(ほかの端末は25mm前後)と薄いのが特徴だ。手に取ってみるとその薄さはすぐに実感できるだろう。
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(左)A5503SA(右)十字キーも付いているため閉じた状態でもFMラジオの操作が可能だ |
さらに、映像にこだわった携帯電話としてソニー・エリクソン製「A5404S」とカシオ製の「A5403CA」が挙げられる。A5404Sは、メモリースティック Duoに記録したテレビ番組が楽しめる。一方のA5403CAは、携帯電話では初めて200万画素のCCDを搭載したのが特徴だ。
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(左)A5403CA(右)A5404S |
このところのauは、月間の純増数でドコモを抜くことが多くなっている。着うたの効果が大きいようだが、この6機種を投入することで加入者数を伸ばしていくことだろう。