NetIQ、システム監視ソリューションの新バージョン発表。VoIP監視など大幅な機能拡張
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この新しいバージョンでは監視対象を大幅に拡張し、IP電話やネットワーク機器および広範囲なUnixやLinuxアプリケーションを一元監視する機能を提供する。
今日では、ITインフラとしてのサーバ群と、IPテレフォニーなど電話を中心とした技術コンポーネントとが、IPネットワーク上で密接に連携し合いながら実ビジネスを支えている。NetIQ AppManager Suite 6.0Jは、この複雑な環境に対して統合した監視環境を提供。今回のバージョンでは、従来のサーバ単位の観点からの監視ビューに加え、個々の監視対象サーバ/アプリケーションをサービス単位にまとめ、その連携関係を含めてグラフィカルに表示する「サービスマップビュー」機能が加わり、ビジネスアプリケーション視点からシステム状況を把握できる。
また、異常検知のメカニズムに、従来の絶対指標(固定しきい値)に加え、通常の動作状況から自動的に算出される動的しきい値設定を実現。「普段の状況と異なる」時に警告を発行し、実感覚に近い形で異常の兆候を検出できる。
さらに、これまでWindows環境のみに対応していたAppManager監視サーバとAppManagerエージェント間の暗号化通信をUnix環境にも拡張。ユーザの認証と監視ジョブ設定変更履歴の監査トレースと合わせ、AppManager自体のセキュリティを大幅に向上している。
AppManager Suite 6.0Jを構成する各製品は、12月6日より順次出荷を開始する。なお、この新バージョン発表に伴い、12月7日に「AppManager最新バージョンによるシステム監視セミナー」を東京で開催する。
《小笠原陽介》
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