[Interop Tokyo] IPv6対応が主流となっている組み込み市場〜Embedded Pavilion〜 | RBB TODAY

[Interop Tokyo] IPv6対応が主流となっている組み込み市場〜Embedded Pavilion〜

エンタープライズ その他
 日本はIPv6に関しては先進国、といわれて久しいが、一方でユーザーが実際にIPv6を使った通信をする機会はまずないだろう。
 日本はIPv6に関しては先進国、といわれて久しいが、一方でユーザーが実際にIPv6を使った通信をする機会はまずないだろう。 全 3 枚
拡大写真
 日本はIPv6に関しては先進国、といわれて久しいが、一方でユーザーが実際にIPv6を使った通信をする機会はまずないだろう。PCを始めとする各種のコンピュータでは、OSレベルでは既にIPv6対応が終わっているものもあり、その気になればIPv6を使える状態にはある。一方で、身の回りのさまざまなデバイスがIPネットワークを利用する状態になりつつあるが、ソフトウェアの入れ替えを想定していない機器もあり、IPv4を利用するデバイスが増えれば増えるほど、IPv6への移行は難しくなるのではないかと考えられる。

 しかし、Interop TokyoのEmbeddedパビリオンでは、組み込み市場でのIPv6対応はかなり進んでいることが分かる。各社が展示しているネットワークモジュールはほとんどがIPv4とIPv6の両方をサポートするデュアルスタックになっており、IPv6普及・高度化推進協議会が進めるIPv6 Ready Logoプログラムによる“IPv6 Ready”のロゴがあちこちで掲げられていた。今や組み込み用IPプロトコルスタックはIPv6対応していて当然という雰囲気である。

 インターネットが丸ごとIPv6に移行する日がくるのかどうか、現時点では判然とはしないというのが正直なところだが、ユーザーが日常使用する可能性のあるちょっとしたネットワーク対応デバイスがIPv6対応になっている、という状況は遠からずやってくることになるのかもしれない。

《渡邉利和》

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/