ソニー、スゴ録やウォークマンが提案する「インテリジェンス展」 知的な進化を遂げたQRIOも登場!
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
本イベントは、製品やサービス側からユーザーの好みを知り、ユーザーのニーズを考え、ユーザーに自然なかたちで働きかけるという機能への、同社の取り組みを一般ユーザーに紹介することが目的。同社では、この機能を「インテリジェントアプリケーション」と呼んでいる。イベント会場では、このインテリジェントアプリケーションが組み込まれたデジタル機器やサービスを展示しており、各担当スタッフが特徴を紹介してくれるのだ。
なお、同社のインテリジェントアプリケーションが与えてくれるものは、「自分らしく」「より簡単に」「安心」「意外性」という4つの付加価値だとしている。これらは、自分の欲しいものを薦めてくれる、複雑な操作や指示なしで情報やコンテンツをすぐに楽しめる、情報過多の時代に安心して楽しく暮らせる、思いがけない喜びや感動を与えてくれるというものだ。
イベント会場には、インテリジェントアプリケーションが組み込まれたさまざまな製品やサービスが展示されている。
スゴ録の展示コーナーは、ユーザーの好みを学習し自動録画する機能「x-おまかせ・まる録」や、お気に入りの写真に音楽とエフェクトをかけてくれるスライドショー「x-Pict Story HD」を紹介している。
ウォークマンAシリーズのコーナーでは、気に入ったアーティストに近いジャンルのアーティストを選んでくれる「アーティストリンク機能」や、従来の単純なシャッフルではなく工夫を凝らしたシャッフル再生する「インテリジェントシャッフル機能」など、インテリジェントな検索機能を紹介。なお、インテリジェントシャッフル機能には、特定の年の曲をランダムにシャッフル再生する「タイムマシンシャッフル」や、普段よく聞いている曲だけをシャッフル再生する「よく聞くシャッフル」が含まれている。
メインステージでは、さらに知的な進化を遂げた2足歩行ロボット「QRIO」が登場。新型QRIOには、同社製広角カメラ「カメレオンアイ」(RPU-C1833)をはじめ、顔認識技術や関節を新たに搭載。QRIOが色の異なる4つの積み木を4段に重ねたり、手を振ってくれた女性の顔を認識し、おじぎするといったデモが行われる。
カメレオンアイは、超広角レンズとひずみ補正機能、リアルタイム画像処理エンジンを搭載した、1円玉サイズの超小型カメラモジュール。このカメレオンアイをQRIOに搭載したことで、従来比3倍の視野角と高解像度を実現し、効率的に顔検出や動体検出が行えるようになった。なお、このカメレオンアイについては、別途コーナーも設けられている。
So-netのテレビ番組情報サービス「テレビ王国」のコーナーでは、ユーザーの好みにあったコンテンツを推薦表示してくれる番組表サービスをアピール。
ほかにも、カメラ付き携帯電話で撮影したワインラベルをメール送信するとワインの情報を入手したり、その場で購入したりできるサービス「フォトナビ・ワイン」や、顔認識技術を利用したゲーム「Okao-Attacker」も展示している。
なお、本イベント開催に際し、同社代表執行役社長 兼 エレクトロニクスCEOの中鉢良治氏は、以下のコメントを寄せている。「ソニーでは、みなさまのライフスタイルを進化させるべく、これまでの商品では実現できなかった使いやすさ、使い心地を追求しております。ユーザーが商品にただ指示を与え、操作するというだけでなく、あたかも商品やサービスの側からユーザーのニーズを知り、考え、働きかける、そんなインテリジェント(知的)機能を開発していくことに私たちはチャレンジしてまいります。今日ご紹介できるのはほんの一部ですが、このイベントを通じて、インテリジェントなアプリケーションの世界を体感していただければ幸いです」
《高柳政弘》
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