番組に参加するインダストリアルデザイン研究室は、岩手大学教育学部にある。身近な商品のデザインを専門にする研究室だ。番組内では田中隆充助教授と学生8名が、「岩手の県産物」を商品化するためさまざまなアイデアを発案する。
IBCラジオでは音声番組を放送する一方、学生たちが考えたデザインは、静止画付のポッドキャスティング番組で音声と同期して見ることができる。また考案されたアイデアの中から、優秀作品をホームページ上のネット投票で決める。優秀作品は、実際に商品化して販売する予定だ。
第一弾のテーマになる県産物は、日本では岩手県の陸前高田市でしか栽培されていない、中央アジア原産のグミ科の小果樹「オビルピーハ」。このほか番組内では、BGMとして使う音楽に岩手県出身のインディーズ・ミュージシャン「宝生久弥」(ほうじょうひさや)の楽曲を使用するなど、岩手色をアピールしている。