女王!眞鍋かをりが審査員〜「PODCASTING AWARD2006」発表 | RBB TODAY

女王!眞鍋かをりが審査員〜「PODCASTING AWARD2006」発表

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左から内藤みか氏、古河建純氏、眞鍋かをりさん
左から内藤みか氏、古河建純氏、眞鍋かをりさん 全 8 枚
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 7日(木)、ニフティは東京・銀座のアップルストア銀座にて、Podcasting Juiceサイト開設1周年記念・第1回「PODCASTING AWARD2006」発表会を行った。

 「PODCASTING AWARD2006」とは、ニフティが主催する個人制作ポッドキャスティングのコンテストで、同社運営のポッドキャスティングを知る・楽しむための総合サイト「Podcasting Juice」の1周年を記念し開催された。審査員は、タレントの眞鍋かをりさん、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏、映像作家の中野裕之氏、ケータイ作家の内藤みか氏の4名である。

 発表会には、362点という多数の応募作品の中から選ばれたAWARD受賞候補者の一般ポッドキャスター7名と、ニフティ代表取締役社長の古河建純氏、ニフティ サービスビジネスグループコンシューマーメディア部の清水孝治氏、審査員の眞鍋かをりさんと内藤みか氏が出席。審査員の鳥越俊太郎氏と中野裕之氏は残念ながら欠席となり、ビデオでのコメント参加となった。

 まず、ニフティ代表取締役社長 古河建純氏が、「ニフティがポッドキャスティングのサービスを始めたのが昨年の7月です。ちょうど1年余りで私どもの予想をはるかに上回る急速な勢いで利用が広まってきております。ニフティは個人の情報発信や自己実現を支援するという企業文化がございます。パソコン通信時代のフォーラム、最近では3年前からココログという名前のブログサービスで個人の情報発信や自己実現を支援してきました。その延長でポッドキャスティングも支援しております。ご存知ポッドキャスティングは個人や、企業が製作したものが様々あるわけですが、やはりこれからポッドキャスティングが大きく広がっていくには、個人が製作した番組が増えることが重要と考えています。そのきっかけ作りということで、個人が製作した優秀な番組を表彰して多くの人に知ってもらいたいという趣向でコンテストを企画しました。第1回で日本初のコンテストですが、362作品もの応募をしていただいて嬉しく思います。ありがとうございました」と挨拶。

 続いて、ニフティ サービスビジネスグループコンシューマーメディア部 清水孝治氏が、「弊社サイト『Podcasting Juice』が昨年7月に立ち上がった時点では1か月で7万件くらいの番組利用がありました。それから今年8月までで延べ900万件近くの番組利用があります。この伸び率は私たちの予想を遥かに超えているものです。番組も多彩で、小泉首相のコメントや新聞社提供の音声ニュース、大学の授業等、映画や雑誌のプロモーション等も行われています。私どもはブログを運営している方々が音声や動画でポッドキャスティングできるというサービスを提供しているのですが、昨年7月には1か月で454件の番組配だったものが、今年8月には1万件近くの番組が配信されています。このことからもわかるように、発信する方が増えていることが、利用者が増えている理由になります。個人の情報発信や自己実現を支援する手段としてポッドキャストを支援して、優秀な作品を表彰することにしました」と説明した。

 また、審査員でタレントの眞鍋かをりさんは、「ポッドキャスティングが定着してきたと実感しています。私も3か月前から『眞鍋かをりのTokyo-Local』というポッドキャスティングを開始しました。自由度が高すぎて何をやろうか悩んだのですが、素で行こうということで自由にやっています。今回のコンテストに集まった作品も自由度が高いせいでジャンルも幅広く、内容も素人とは思えないものがたくさんありましたので、楽しみながら審査をさせていただきました。審査員というこの機会を通して、まだポッドキャスティングを知らない人に知って頂くきっかけになればいいなと思っています」

 続いて、審査員でケータイ小説家の内藤みか氏が、「私は昨年からポッドキャストの大ファンで、主にピアノのオリジナル曲を聴かせて頂いています。聴いていると私もやってみたくなりまして、昨年12月より小説の朗読ポッドキャスティング『内藤みかの聴く連ドラ〜小説朗読podcasting〜』を始めたところ、今では6万人近くの登録を頂いて驚いています。普段私はケータイ小説という日本国内でしか読めないものを書いていますが、ポッドキャストでは海外にいる方からも楽しんでいると反響を頂きました。ポッドキャストは今後もすごく期待できるメディアだと思っています。今回もポッドキャストならではの作品が多数集まり、楽しんで審査させて頂くことができました」とコメントした。

 全7部門からなる受賞作品は以下の通り。

・最も優れた番組に贈られる「最優秀賞」
 『多摩探検隊』の中央大学多摩探検隊製作チーム

・音声の優れた番組に贈られる「ポッドキャスティング優秀賞」
 『i-morly』のモーリー・ロバートソン氏

・映像の優れた番組に贈られる「ビデオポッドキャスティング優秀賞」
 『HOUSEFRIGGER』の北村卓也氏

・審査員が選んだ番組に贈られる「審査員特別賞」
 『ポッドキャスト説法』の雪山俊隆氏

・番組出演者の個性が光る番組に贈られる「パーソナリティキャラクター賞」
 『ORANGE BOX』の高橋美香氏

・番組の作りこみが優れた番組、または芸術性の高い番組に贈られる「クリエイティブ賞」
 『Pod jam』の石坂渉氏

・ポッドキャスティングの特性を活かしたユニークなアイディアの番組に贈られる「アイディア賞」
 『役に立たない英会話』の淺川政幸氏

 以下、審査後の講評を紹介する。

 中野裕之氏「新しいメディアができて、発表する場ができて、面白い人達が世に出て来られるチャンスだと思うので、こういう企画はいいと思います。動画に限らず、スライドショーや無声映画、4コママンガ等、いろんなことができるはずです。次回、もっと面白いものが出てくると期待しています」

 鳥越俊太郎氏「今回審査していて思ったのは、今までなかったメディアにすごく可能性を感じました。応募作品の中にはプロも欲しがる企画やパーソナリティも多いことにも驚きました。回を重ねていくと、いろんな人が自分の才能を開花させてプロが生まれてくると思っています。ぜひこの企画は続けていって欲しいと思います」

 内藤みか氏「楽しく審査させていただきました。ポッドキャスティングのすごいことの一つは、皆さん作品を作り続けているということです。初心者の方々でつまづきやすいのは、初回、2回目くらいままでで力尽きてしまうことです。これから始めようと思っている方々は、肩の力を抜いて製作するのが続ける秘訣だと思いました。“何がしたいか”というより“何ができるか”というのも重要だと思いました」

 眞鍋かをりさん「私は審査のためにいろんな作品を観て聴いて、ツボにハマるポッドキャスティングは何かとずっと考えていました。テレビであれば時間帯によってもツボにハマったりそうでなかったりする番組があるように、ポッドキャスティングにもうまくツボをおさえたらハマって面白くなる番組が誰にでもできるんじゃないかと思いました。試行錯誤が続くこれからのメディアですので、私も今後どうなっていくのか楽しみにしていますし、私も盛り上げていきたいと思っています」

 最後に、“ブログの女王”から“ポッドキャスティングの女王”を宣言した眞鍋かをりさんが、人気ポッドキャスターになるための三か条として「1、更新頻度はマメに!」「2、個性が大事!」「3、自分自身が楽しんで!」を読み上げ、ポッドキャスターたちへ熱いエールを贈り、表彰式の幕が下ろされた。

《野路敬生》

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