Itanium搭載サーバの売上げは、RISCサーバ市場のうち6割を目指す
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今年年初の時点では、2007年末までにRISCサーバの5割を目指すとしていたが、2006年上半期のItaniumサーバ市場規模は販売金額ベースでRISCサーバ市場の46%というIDCの調査結果から、2006年内にも5割の目標達成は確実とり、これを受けて目標の上方修正を行なったもの。
また、日本地域委員会があらたに取り組む活動として、「Itanium Solutions Center Network開設」と「ISVとの連携によるItaniumソリューションの情報発信」が発表された。
Itanium Solutions Center Networkは、ISVやシステムインテグレータなどがアプリケーションをItaniumプラットフォームに移行するための動作検証を目的とし、Itanium搭載サーバの無償貸し出しを行うプログラム。デュアル・コア・プロセッサであるItanium2 9000番台(コード名:Montecito)搭載サーバが8台用意され、本日より貸出を開始する。なお、貸出機のOSはWindowsまたはLinuxから選択可能。
また、ISVとの連携強化を目的とし、特に「大規模データベースシステム利用のためのWindowsサーバのスケールアップ」「Linuxサーバによるミッションクリティカルシステムの構築」「大規模マルチプロセッサによるHPC」の3領域に注力した活動を展開することが明らかにされた。
発表会の冒頭であいさつを行った米インテルのデジタル・エンタープライズ事業本部 副社長兼サーバー・プラットフォーム事業部長のカーク・スカウゲン氏は、Itanium普及の現状について紹介した。それによると、アライアンス設立時に約5,000だったItanium対応アプリケーションは現在10,000以上に倍増し、ISV数は2,000以上に達しており、広範な支持を集めている。また、「エンタープライズ・ソフトウェア最大手のOracleは、Intaniumに対して積極的なコミットメントを行っている」と明らかにされた。
Itaniumベース・システムの出荷金額の推移では、2006年上半期の全世界平均でIBM POWERプロセッサ搭載システムの42%、SUN SPACプロセッサ搭載システムの45%となっている。一方、日本国内では同じくPOWER比104%、SPARC比117%と、世界平均の2倍以上の実績を達成しており、日本市場が世界を牽引する状況が明確になっているという。この状況を受け、日本地域委員会でも国内でのItaniumソリューションの啓蒙活動により一層注力していく計画だ。
また、本日付でItanium Solutions Allianceに日本からインフォテリアが参加し、メンバー企業数は全世界で106社となったことも発表された。
《渡邉利和》
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