ソニー、カーボン採用で898gの軽さと堅牢性を両立したビジネス向けノート「VAIO type G」
IT・デジタル
ノートPC
注目記事

標準仕様(店頭販売)モデルの価格はオープンだが、実売予想価格はDVDスーパーマルチドライブ搭載の「VGN-G1KAP」が245,000円前後、光学ドライブなしの「VGN-G1LAP」が215,000円前後。法人向け標準仕様モデルの価格は、DVDスーパーマルチドライブ搭載の「VGN-G1AAPSA」が245,000円前後、CD-R/RW&DVD-ROMドライブ搭載の「VGN-G1AAPSB」が228,000円前後、光学ドライブなしの「VGN-G1AAPSC」が220,000円前後の見込み。
type Gは、ビジネスの場でモバイルPCを使用する際にストレスと感じる事象を、ソニーが約1,300社に調査し、そのデータを元に、ストレス要因の解決を目指して企画、開発したモデル。
天面、パームレスト、底面の3面にカーボン素材を採用し、軽量かつ剛性を追求。冷却ユニットは、薄型軽量ユニットを新開発。また、業界最薄0.2mmの液晶を採用したほか、軽量化のために液晶シールドやパームレスト補強板を削除しながらも堅牢性は確保しているという。これらにより、12.1型液晶搭載PCとして、世界最軽量の約898gを実現している。さらに、重さ約170g(電源コード除く)の軽量小型ACアダプターを採用。
電源にはバッテリーパック(L)が付属しており、約12.5時間のバッテリー駆動が可能となっている。また、机の高さや持ち運び時の高さを想定し、PC非動作時約90cm、PC動作時約72cmからの落下試験、満員電車などでの加圧振動を想定した120kgf平面加圧振動試験にクリアしているのも特徴だ。液晶への衝撃を分散するために、液晶パネルをネジで固定するのではなくベゼルへはめ込むフローティング構造を採用している。
ほかにも、加速度センサーにより、落下や衝撃を感知し磁気ヘッドを退避させる「ハードディスクプロテクション」機構を搭載。
VGN-G1KAPの主なスペックは、Core Solo U1300(1.06GHz)、512Mバイト(オンボード)、80GバイトHDD、DVDスーパーマルチドライブ、12.1型XGA液晶(スリムLED)、IEEE802.11a/b/g無線LAN、FeliCaポート、Bluetooth、HDDプロテクション機構、TPM、指紋認証、1年間引き取り修理、バッテリーパック(L)、重さ約1,116g、約12.5時間。
VGN-G1LAPは、VGN-G1KAPから光学ドライブを省略したモデルで、重さは約898g。充電容量の小さいバッテリーパック(S)を同梱し、バッテリー駆動時間は約6時間となる。
OSは、いずれもWindows XP Professionalをプリインストールする。
《高柳政弘》
特集
この記事の写真
/