97年の2月26日に「ヒットチャートをかけぬけろ」でデビューした当時について「デビューの日は家で曲をアレンジしてましたね」「翌日は最初の仕事でした。山崎まさよしさんのライブにお邪魔して歌わせてもらいました。僕のことを全く知らない人たちを前にもう緊張してて、何を歌ったか覚えていないくらいです」「でも、曲の後にしどろもどろながら面白いことを言ったらしいんですよ。会場が大爆笑になったけど、どうしていいか分からず、逃げるように引っ込みましたね(笑)。なので、僕への最初の評価は“あいつ面白いな”だったらしいです(笑)」など、意外なデビュー当時の話題が飛び出した。
チャットには今までの10年間に関する質問が多く寄せられた。この10年でつらかったことは「自分のライブ会場に通用口から入ったら警備員に止められたこと」「ライブで何度か声が出なくなったこと。でも今では解決方法も見つかりました」「デビュー当時にラジオの仕事で、北海道のワイン工場をリポートしたのは切なかったですね。仕事が“リポーター”でしたから(笑)」など過去について触れた。会えてうれしかった人については「女優さんは皆きれいですね。引くくらいきれいですよ」「ミュージシャンではアヴリル・ラヴィーンにサインをもらったのがうれしかったです。メイシー・グレイには、もう一度会いたいですね」と回答。「10年間で一番好きな曲は?」の問いには「アルバム『4Flusher』の『木曜日、見舞いにいく』と、アルバム『SMILE』の『気まぐれ』ですね。“こんな歌詞書けたら満足だな”って思えた曲です」と答えてた。
今後についての質問には「相変わらず許される限り好きなことをさせていただこうと思ってます」とコメントし、男性ファンからの応援メッセージには「最近は男性ファンが増えてます。駐車場ではガードマンが、車に乗ってたら道路工事の警備員が駆け寄ってきて握手を求められたり、応援の言葉をもらったりしますよ。ライブも男性が増えました」と、10周年の現在について話した。
昨年末のNHK「紅白歌合戦」の話題になると「歌には自信があったけど、やはり緊張しましたし、いろいろ勉強にもなりました。特に演歌の皆さんの歌に対するエネルギーはすごかったです」「楽屋が大部屋でいろんな方々と一緒でした。前川清さんとお話しさせていただいて意気投合しましたよ。前からカラオケで『長崎は今日も雨だった』や『東京砂漠』を歌うくらい好きなんです」と彼ならではの視点で紅白を語っていた。