「Apple TVはテレビ用のiPod」——アップルジャパンが記者説明会を開催! | RBB TODAY

「Apple TVはテレビ用のiPod」——アップルジャパンが記者説明会を開催!

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本社で行われた記者会見でのデモ風景。Apple TVをリモコンで操作している
本社で行われた記者会見でのデモ風景。Apple TVをリモコンで操作している 全 6 枚
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 「(通信と)家電との融合とか、通信と放送の融合とか大袈裟なメッセージを聞くことがあるが、iPodやiTunesを使っているユーザから見ると、(Apple TVは)家庭用のiPodをもう一台買ったという感覚で楽しんでもらえるもの。入口がカジュアルであるけれども、すごく可能性があるソリューションだ。6個しかボタンがついてないリモコンを使いながら、家の誰もがテレビでコンテンツを楽しめるという新しい世界ができる」

 アップルジャパンは22日、本社にて「Apple TV」の説明会を開催し、製品の魅力を冒頭のように語った。同製品はiTunesのコンテンツを無線LANまたは有線LAN経由でワイドスクリーンテレビに映し出すことができるアイテム。背面にはHDMIポートのほか、コンポーネントビデオ&オーディオポート、オプティカルオーディオポートなどを装備する。パソコンのiTunesライブラリとシンクロし、内部には40GBのHDDを搭載(コンテンツのローカル保存用、メディア保存容量約33GB)している。

 iTunesのコンテンツを楽しむ方法は2通り。ひとつはApple TVローカルのHDDに保存したコンテンツを視聴する方法、もうひとつは無線または有線でPCのiTunesコンテンツをストリーミングで視聴する方法だ。iTunesのコンテンツがApple TVのHDDにおさまらない時は、残りのコンテンツはストリーミング再生される形になる。ワイヤレスは802.11nに対応しているが、記者からは「まだ一般家庭には802.11nは普及していない。HDコンテンツを11gで見ることができると言えるのか?」との質問もとんだ。これには「ストリーミングは二次的な用途、大きなコンテンツに関してはApple TV内において再生する。(11gであっても)ストリーミングができなくなってしまうというレベルの話ではないと思う。時間がかかるというところでしょうか?」「Apple TVの設定で、どのコンテンツをApple TVのHDDにおくかというのを決めることができる。帯域的に厳しいコンテンツを優先的にHDDに置いてあげる使い方があると思う。基本的にはApple TVのHDDに置かれたコンテンツを視聴するのが理想的なあり方。TVに直付けされているiPodというイメージで、iPodに同期するのと同じだ」と回答した。

 Apple TVは、テレビ接続用のiPodと考えることができそうだが、Apple TVは常にホストであるPCのiTunesとつながっている。「だから、iTunesのライブラリに何かアップデートがあった場合には、乱暴に言うと2秒後にはシンクがはじまっている」。ホストの電源がシャットダウンしている時はどうなのか?これも単純に、更新はできないがApple TVのローカルなディスクに入っているものを、iPodを使い感覚で視聴することができるという。

 記者からは「家の中に複数台のApple TVがあった場合(リビングと寝室など)にはどうなるのか?排他利用になるのか」との質問もでた。これには「ないと思う。シンクはする」と回答した。

 ちなみに会場にあったApple TVは、オプティカルオーディオアウトとHDMIを混在させた形でデモされていた。当然、操作はリモコンで行われていたが、そのリモコンも非常に小さく、操作性が良さそうなのが印象的だった。映像コンテンツの早送り、巻き戻しはできるが、次のシーンにジャンプなどの操作はできないようだった。

《RBB TODAY》

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