【新米編集者みおみおが行く!(第2回)】「何これ! 焼肉食べたくなってきた」
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『ゲームの発売日当日に、開店前からお店前に陣取る成人越えの人たち』
ってどう思われますか?
しかも、郊外型大型店に行くために、朝からたくさんの徒歩を顧みない男前や、買ったその足で出社→開封したくて仕事中うずうずしたり、開封のまま持ってきて、ほかの編集者もあつまって、ワラワラとかしちゃったり。
そんな、小さい頃のときめきを忘れないままの大人たちの集まり、
RBB TODAY編集部本部よりお届けしています。
(勝手に編集部に“本部”をつけるとカッコイイ。来週は“編集局”と言ってみよう)
みおみおです、こんにちわ。
実は今、買ってきたゲームソフトの限定版の箱を開封したくてうずうずしてます。
先日のクーラーマスターさん本社への訪問を受けてか、
クーラーマスターさんから編集長宛てに荷物が届いたようです。
伝票には
『PCパーツ サンプル貸出品』
と書いてあります。
両手で抱え込めるくらいの大きさのダンボール箱。
お届けものってやけに気になるのは古今東西の常識ですよね。
さらに言えば、一度社長に会っちゃったクーラーマスターからの荷物ってことは、つまりは私宛ってことになります。
べりべりと、ダンボールの中身見えるような乱暴な破り方をしちゃうのもそんな気持ちがなせる業。
中から出てきたのは、また、箱。紙の素材はダンボールから厚紙に変わったものの、箱から箱が出てきた事実は変わらず。
もしかしてこれは、箱の中に箱…そしてまた箱、永遠に続くかと思われたその先に待っているのは『あんた相当の暇人ですね』とか、書かれた紙切れが一枚、とか、そういう古典的なアレなのかッ!
はっ!(何かが思い出された音)
前回、忙しい中時間割いてやったのに、あんなふざけた記事書きやがって!こうなったら、こんな手の込んだもん、手作りして送りつけてやるぜ!お前のためになぁっ!と立腹した社長の浅原さんの仕業……(汗)。(編集部注:社長はそんなに暇ではありません)
中には、平らなアルミ板に、水切りのみたいな溝を平行に何本も並べ、仕上げに緩やかオシャレなS字ウェーブをかけた、最新型ホットプレートのようなものが一個。大事そうに発泡スチロールにくるまれておわします。
身包み剥いで、取り出してみる。よいではないか、よいではないか。
はいでみたら、ホットプレートの裏には立て掛け用の足が付いてます。
くぼみ6個。どうやら足の高さ調節用らしく。
名前は「NotePal S」というそうです。
えーと、箱によるとサイズは320mm×300mm。12インチから16インチのノートPCをサポート。日本語ではないので、2割くらい憶測交じりですがよろしいでしょうか。
「なんですかね?」
出張サービス(私の隣の机に移動して作業をしている)で、隣に座っていた編集長に聞いてみると「ノートって書いてある時点でわかれよ……。ノートPCの台座だよ」と、作業の片手間に教えてくれました。
あ。なるほど。
ノートPC用のクーラーにも力入れてるって言ってたもんな。
でもファンついてないからクーラーとは呼べないんかな。
放熱する冷却台とでもいっておくか?あれ、アルミって吸熱?
クーラーマスターなのに、エレクトロニックでメカニカルじゃなくて、逆にびっくり。
原始的?eco?日本職人さんの知恵?
まずは試してみたいけど、あいにくここは編集部。
編集部で使うのはそりゃ大抵デスクトップですよね。
まさかデスクトップをここに立て掛けて使い心地見たって仕方がないわけで。
ふと隣に目をやると、出張サービス中の編集長が自前のVAIOを広げています。
神の恵みのごたる!ちょうどいいので、そのノートPC貸してください!
「使ってるっつの」
黙々と作業に戻る編集長。
うん、ケチだ!
(ケチとか言う前にね、お前)
これ以上、かまってもらえなそうだったので、この線はあきらめることに。
何のための出張サービスだったのか。まったく。
こうなったら、いっそ時代を先行く最新型ノートをねだりにいってやるわっ!
というわけで、デスクトップ、ノート含めて3つを開いて作業中の営業担当のデスクに遊びに行きました。
3つって何に使ってんだろ。男の価値は同時にこなせる仕事の量で決まる……それがオレのルールだぜ、な人とか、そういうことかな。
「ってことで、ノートPC貸してください」
「いきなり何言い出してんだ、お前」
「や、クーラーマスターさんからノートPC用のうんたらが届きましてね。ぜひ使ってみたいとうんたらです」
「ああ、クーラーマスターね。お世話になってきたとこな」
うんたらだけで、さすがこの読心術。伊達に1年以上の付き合いじゃありません。
デスクの一番端においてあった、営業担当ご自慢のVAIO type G。その軽さに、店頭用のモックを何かしらの不思議な力で動かしてるんじゃないかと、所持者も認める愛機です。
「こっちの古いThinkPadのがなぁ〜排気口にコーヒー置いておくと保温するくらい、熱くなるんだけどなぁ。これは使ってるんで、type Gな」
どうやら、最新版PCゲット作戦は、謀らずも成功したようです。
作戦なのに謀らずもとは、これ如何に。無欲の勝利?無欲?誰が?
営業担当はちょこっとPCを操作して、噂のセカンドライフを起動。
いわく、「いじっても大丈夫そうなとこで、ほどほどのCPU負荷のアレな」
なるほど。
「では、お借りしまーす!」
「あいよ」
快くVAIO type Gのモック、もとい、モックっぽいVAIO type Gを貸してもらい、早速自分のデスクにお持ちかえります
今日みたいな、春の肌寒い日には、この板の温かみは確かにステキ。
さらに、6段階高さ調節の一番高い状態だと、デスクでノートPCを使っていても、体は完全に真正面に向けて作業ができるので、腰痛・肩こりの方にはたいそうお勧めできそうです。
そういう私も腰痛には日々悩まされていますが、ノートPCは使わないので、今のところ腰痛に変化はありません。
みおみおは、VAIO type Gを乗せたNotePal Sごと、営業担当のもとへ返してあげることにしました。
「大切に…してあげてくださいね…」
「はぁ…」
自分が使えないのであれば、たくさんノートPCを使う人に使ってもらえばいいことなのです。みおみお頭いい。
今では、NotePal Sも、営業担当のデスクでVAIO type Gをのせ
彼の熱を放熱しながら、画面を見やすくするという自身の職務を、立派に果たしているとのことです。
編集部から覗き見える、営業担当の席からは、
時折「何コレ、すごーい!」、「焼肉用?」「焼肉食べたくなってきたっ」という、
NOTEPAL Sを見た人たちの声が楽しそうに響くということです。
めでたし、めでたし。
うん、いい話だ。幸せになるんだよ…
あれ、借りたもんだったような気がしてきた。
《RBB TODAY》
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