竹内結子が映画をエッセーを、そして今の想いを語る
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竹内さんは1年半ぶりの主演映画「サイドカーに犬」の公開をひかえているほか、初のフォトエッセー「タヒチ旅日誌 たびぼん」を15日に発売することから、番組では映画の役どころや物語の舞台となった80年代の思い出、“女優哲学”や撮影秘話など会話もはずみ、初めて訪れたタヒチの思い出など興味深い話も披露された。
トークの模様は、6日よりOCNの「Talking Japan」で公開される。
ここでは、収録終了後に行ったインタビューの模様をお伝えする。
——映画「サイドカーに犬」で、特に女性に見てもらいたいところはどこですか。
「映画を見終わったときに、あの後カオルはどうなったんだろう? って思ったんです。自分が今変わりたいとか、倦怠感や迷いがあるときなど、そういったときに見ると、何か効いてくるのではないかと思います」
——竹内さん自身は、カオルはあの後どういう女性になっていくと思いますか。
「きっと、微妙な年齢にさしかかったときに、ふと自分の幼いころを思い出したことがきっかけとなって何か自分の中に新しいものを見つけていくんじゃないかと思うので、何かしでかしてくれるんじゃないかな」
——自分の中の軸をどこかに置いて役作りをされるということですが、今回は最終的にどのあたりに軸を置いて撮影されましたか。
「全部捨ててみたら何も残らなかったので、何もないところが私なんだなと、そんな役作りでした。何もないことで良いんだと認めてもらえたことで、すごく気持ちの良いものがありましたね」
——怖くなかったですか。
「最初は怖かったですね。ある意味自分の身を守るというか、まとっているヨロイのようなものが何もないので、現場で加えていく以外、本当に体1つで入るしかなかったんです」
——撮影前に、夢を見ましたか。
「夢、見ましたね。現場に行ったら『えっ? 必要ない』って言われる夢。現場に入ったら『いや、このシーンは竹内さん出てないですよ』って言われて、台本を見直してみたら自分という存在がどこにもなくて、『どうも失礼いたしました』みたいな感じで帰るんですよ(笑)。『あれ? 私は、お呼びでない?』みたいな感じで(笑)。(現場から)帰る道のりまでよく覚えていて、本当に心臓に悪い」
——撮影に入ってどのくらいの時期ですか。
「入って中盤過ぎくらいですかね。ジワーっと目が覚めて『うわー、嫌な夢だった』と思いました」
——そういうとき、上手く気分を変えるにはどうされるんですか。
「開き直るしかないですよね。知るかー! と思って」(笑)
——今回はタヒチに行かれましたが、プライベートで旅行するなら、どこに行きたいですか。
「うーん、タヒチに行ってしまったからな〜。次にどこに行きたいか……山も良いですね。人気のないところで木がいっぱいあって、1軒の小屋があって、そこで自給自足のようなことがしてみたいです」
——先ほどお話しされていた無人島ではなくて?
「車で町に降りて行けばそれなりに食料も買えて——ぐらいな距離のところが良いです」
——近場では?
「旭川動物園や、ちゅら海水族館にも行きたですけど、ちょっと遠出ですね。近場だと、スーパーによって何か食材を買って帰ろうとか(笑)。すごく近い、ただの近所になっちゃっう」
——動物園はお好きなんですか。
「最近はそうですね。散歩に行ってリフレッシュついでに面白いものを見て楽しみたい、動物園が面白いと思えるようになりました」
——インターネットやメールはされますか。
「しますね。忙しくて買い物に出られないときにはネットで注文して、大きいものはまとめて買ったりすることもあります。あとは、メールで原稿を送ったり、確認事項のメールが来たりとか、っていう感じです」
——普通に使っているんですね。
「なくてもやっていけるはずなんですけど、あったらあったで使ってしまう。何日もパソコンを開けない日もあれば1日中ついている日もあります」
——ストレス解消法は何ですか。
「たまにグチる、ですね」
——友達とかに?
「ちょっとしたことですけどね。“肩がこったよ”とかそういうぐらいですけど。そうやって自分の何かを話せる人がいると、それだけでストレス解消になると思います。食べて眠ったら大丈夫なときがほとんどですけど……」
——逆にぐちられることはありますか?
「ありますね。友達から『今電話していい?』みたいなメールが仕事中に入っているのを、家に帰ってから見て『もう遅いよなー(苦笑)』って夜遅くに返す感じです」
竹内結子さんが出演するOCN「Talking Japan」は、6日から配信される。15〜20分のフリー版は会員に限らず無料視聴可能となっている。また、OCN会員限定には、20〜25分程度のディレクターズカット版も無料公開される。
《稲葉九》
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