ソフォス、Linux、Win、Mac対応のセキュリティソリューションを発表
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発表会の冒頭、代表取締役社長 アラン・ブロデリック氏が「セキュリティ脅威は年々増加の一途を辿り、ネットワークも複雑化している。しかし、IT予算は増えておらず少ない予算と人員で多くの脅威に対抗していかなくてはいけない。ソフォスは一箇所からすべてのクライアントのセキュリティを管理するソリューションを提供します。また、将来的にはセキュリティだけでなくPC管理の一機能になると思っており、SESC7.0には様々な機能を統合している」と語った。
続いて営業企画本部長 牛込秀樹氏によってSESC7.0の特徴や、機能についての紹介が行われた。SESC7.0の特徴について牛込氏は、1つの管理コンソールでWindows、Mac OS X、Linuxを統合管理できる事、異なるプラットフォームでも共通アーキテクチャのエンジンを提供している事、これまで個々に動作していた機能を1つのエージェントに統合した事などについて紹介した。
SESC7.0で提供される機能としては、アンチウイルス、アンチスパイウェア、不要アプリケーション検知、アプリケーションコントロール、クライアントファイヤーウォール、ホスト侵入防止システムで、今回のリリースには間に合わなかったが、ネットワークアクセスコントロール機能が将来的に標準機能として提供されるとのこと。
そして、SCSE7.0では前述のWindows、Mac、Linuxのほか、AIX、HP-UX、Solarisといったプラットフォームにおいて、未知の脅威への対策を行う「Behavioral Genotype Protection」によって保護される事についても紹介した。次に紹介されたのは管理コンソールの「Sophos Enterprise Console」についてだ。
Sophos Enterprise Consoleは画面上部にセキュリティの脅威が即座に判断できるように可視化され、画面下部で管理PCグループ情報、ポリシー制御、アプリケーションやファイアウォール制御などが行えるようになっている。また、Active Directory機能との連携が可能で、PCの自動検知や保護が可能となっているそうだ。
再度、ホスト侵入防止システムについての紹介が行われ、Windowsは他のプラットフォームよりも機能強化されていることが語られた。Windowsには、実行前にファイル動作を解析し、悪意のあるコードの実行を停止する「Suspicious File Detection」、レジストリへの書き込みやコピーなど悪意の兆候を検知しブロックする「Suspicious Behavior Detection」、オーバーフローを起こさせ、割り込みを搾取する悪意のあるコードを検出する「Buffer Overflow Protection」といった保護機能が追加されているとのこと。
SESC7.0で提供されるコンポーネントの構成は、各プラットフォーム別に用意されアンチウイルス機能の「Sophos Anti-Virus」、クライアントファイアウォール機能の「Sophos Client Firewall 1.5」、管理コンソールの「Sophos Enterprise Console 3.0」、定義ファイルやエンジンを配布する「Sophos EM Library 1.3」で、ネットワークアクセスコントロール機能の「NAC Endpoint」は後日提供が行われる予定となっている。
最後にSESC7.0の参考価格が紹介された。100ユーザーが1年間の利用した場合、1ユーザーあたりの金額は5,200円で、1,000ユーザーが1年間利用した場合、1ユーザーあたりの金額は2,800円となるとのこと。なお、製品の販売は21日より開始される。
《青木聡史》
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