【ワイヤレスジャパン2007 Vol.13】電池切れの心配無用——東芝の携帯用メタノール型燃料電池
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「小型ダイレクトメタノール型燃料電池」は、メタノールを燃料とする小型の発電機で、携帯電話やモバイル充電器向けに開発されているもの。98%〜99%メタノールが入った専用のカートリッジを機器に差して注入すれば、数秒で発電する。なお、100%メタノールにも対応するが、100%の場合は劇物指定となり販売時の扱いが難しくなるため、純度を落として提供するという。早ければ、2008年の年末には製品化される予定だ。
また燃料電池は、単体でも携帯電話のバッテリーとして利用可能だが、製品化に際しては、従来のバッテリーとの併用が計画されている。自宅や会社では従来どおりAC電源につないで充電し、外出先でバッテリー切れした場合には燃料電池を利用するといった使い方が可能だ。
容量は未公開だが、1回(数cc)の燃料充填で、携帯電話のフル充電2〜3回分の充電が可能という。また、バッテリー切れの状態でも、充填すれば、数秒から1分程度で通話やメールが可能になるという。実用化すれば、外出先で電池切れに悩まされる心配はなくなりそうだ。
なお、メタノールはエネルギー密度が高い一方、毒性や高い揮発性などの扱いにくい特徴もある。そのため、カートリッジには、回すだけではあかない蓋や、倒れてもこぼれない注入口などの工夫が施されている。また、実用化にあたっては、さらなる小型化といった課題もあるという。
《RBB TODAY》
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