「慶応義塾セカンドライフキャンパス」は、電通がセカンドライフ内に開設する仮想都市空間「バーチャル東京」内に設置。キャンパスの土地およびその管理権限は電通から慶應義塾大学SFC研究所に提供され、研究者グループはこの土地を活用して研究を進める。
また、「セカンドライフキャンパス」や「バーチャル東京」内における生活者の行動、仮想通貨などの経済活動についても研究。研究は慶応義塾大学と電通が共同で行い、慶応SFC研究所から村井純・環境情報学部教授、稲蔭正彦・環境情報学部教授、金子郁容・政策メディア研究科教授、國領二郎・総合政策学部教授らが、電通からはマーケティング部門、メディア・コンテンツ部門が参加する。両者はセカンドライフ上で流通する仮想通貨「リンデンドル」などを用い、仮想経済のメカニズム、生活者の行動分析、法的・倫理的課題などについて研究するほか、セカンドライフの技術的側面に関しても、開発元のリンデンラボと連携しつつ研究を行う。