テムザックとマイクロソフトが協業——ロボットのソフト部品共通化を推進
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国内のロボティクス分野では、数多くの大学や企業が研究開発を行っているが、異なるソフトウェアプラットフォーム上でそれぞれの研究が行われているため、異なるロボット間の連携やソフトウェア部品の再利用が困難だった。このことが組織間の共同研究や技術移転を妨げ、ロボティクス技術の事業化や用途開発を阻害してきたと見られている。
これらの課題を解決するために、テムザックとマイクロソフトはMicrosoft Robotics Studio(MSRS)と分散システムサービスプロトコル(DSSP)を活用した、サービス指向によるロボティクス向けソフトウェア部品の共通化を推進に踏み切った。
テムザックは自社ロボットのMSRSへの対応を進めるほか、共同研究を行っている大学や部品ベンダに対してWindows Embedded、MSRSおよびDSSP採用の検討を呼びかける。マイクロソフトは「 マイクロソフト イノベーションセンター」を通じたテクノロジーイノベーションプログラムにより、テムザックに対して画像認識や機械学習といったロボティクスへの応用に有用なソフトウェア部品や、最新のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)環境を提供する。また、海外の大学研究室やロボティクスベンダに関する情報提供や共同マーケティングを通じて、テムザックの国際展開を支援する。
《冨岡晶》
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