【スピード速報】OCN、未明のダウン速度は速いが、朝から昼は平均以下
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
今回は「ISP別統計」の第1弾として、既報「《九州&沖縄のISPシェア》トップのOCNを光で追うQTNet-BBIQ」や「《兵庫県のISPシェア》関西マルチメディアサービス(ZAQ)がOCNに迫る」で見られた通り、測定数シェアトップであるOCNをターゲットとした。
今年5月に発表されたとおり、OCNはNTT西日本グループ6社が運営するインターネット接続サービス「Vipalette」「QUOLIA」「MEGAX」「とんとんみ〜」を次々と統合するなど、全国的なシェアを拡大している。そこで今回は、2007年9月25日〜10月1日の1週間に渡る測定データからOCN経由と明記されたものを用いて、時間帯ごと(1時間単位)のダウンロード速度の平均値(ダウン速度)を算出し、全データにおけるダウン速度と比較した。
グラフを見ての通り、OCNの最速時間帯は未明の4時台で、ダウン速度は36.2Mbpsに達した。全データにおける最速時間帯はその1時間前の3時台で、ダウン速度は24.5Mbpsだったことから、1.5倍近い差になっている。また、OCNのダウン速度は7時台まで30Mbpsを上回り、全体の平均速度を持ち上げる影響を与えている。
しかし、これに対して、OCNの最遅時間帯は1時台と9時台の2回あり、ダウン速度は17.6Mbpsに留まった。これは最速時間帯の半分に満たない速度であり、かなり落差が激しいことがわかる。また、2回目の最遅である9時台から13時台までのビジネスタイムでは、全体平均を下回っており、特に9時台と11時台(17.8Mbps)の落ち込みは、全体の平均速度を押し下げていると思われる。
どれも多数の測定データの平均値であるから、同じ利用者・利用環境でこの落差が発生したとは考づらいが、OCNに限らず「このISPだから、このくらいのスピードだろう」と思い込んでいる利用者には時間帯ごとのスピード計測をお勧めしたい。もしかすると、朝と深夜でそのISPのスピードが大きく違うかもしれないからだ。
《平野正喜》
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