アセロス、米u-Nav Microelectronicsを買収〜GPS向けチップセットに進出
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調査会社のIn-Stat社によると、GPS対応のモバイル機器は、2007年の1億8,000万台から2011年にはその数が7億2,000万台に達すると予想されており、複合年間成長率は75%を超えている。
アセロスは、ユーナビのGPS製品と技術が同社のモバイル・組み込み機器向けソリューション「ROCm」のラインナップに加わることで、高性能でコスト効率に優れた複合モバイル・ソリューションを提供でき、あらたな市場セグメントに進出できるとしている。また、LAN、PAN(パーソナル・エリア・ネットワーク)、位置情報サービスを1つの端末で提供できるように、複数の無線技術の共存に向けた最適化を行うともしている。
このたびの買収にともない、米カリフォルニア州アーバインのユーナビ本社およびフィンランド(タンペレ)の開発拠点に勤務する54名のユーナビの社員はアセロスに転籍する。なお買収手続完了時には、ユーナビとSiRF Technology社の間で締結されている特許のクロスライセンスは、そのまま譲渡される。
買収は現金と株式によって行われ、現時点での価値は約5,400万ドル。買収の完了は2007年12月中の予定。
《冨岡晶》
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