NECと住友商事、イタリアの携帯電話事業者から通信システム「パソリンク」を受注 | RBB TODAY

NECと住友商事、イタリアの携帯電話事業者から通信システム「パソリンク」を受注

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パソリンクと設置風景
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 NECと住友商事は17日に、イタリアの携帯電話事業者であるWINDとの間で、超小型マイクロ波通信システム「パソリンク NEO」の供給に関する包括契約を締結したことを発表した。

 WINDは、固定・携帯・インターネットの3部門を有するイタリアの大手通信事業者。イタリアでは、携帯電話加入者が約8030万人、携帯電話普及率が約136%と世界のトップクラスの市場であり、WINDの携帯電話部門における契約者数は1500万人以上、イタリア国内で18%以上の市場シェアを保有している(2006年12月末時点)。NECは従来からWIND向けに「iモード」サービスプラットフォームなども提供している。

 WINDは現在、3Gサービスのインフラ拡充を積極的に進めており、今回契約したパソリンクは、主に基地局間の接続に利用される。「パソリンク NEO」は、通信トラフィック増加による伝送容量の拡大やさまざまなインタフェースにも同一プラットフォーム上で対応できるため、通信需要の増加の際は、あらたなハードウェアを追加することなく、ソフトウェアによるアップグレードのみで、対応可能なのが特長となっている。

 なおパソリンクは、2007年第3四半期(7〜9月)に世界シェア31.2%を獲得し、同分野にて初めて世界シェア1位を獲得したとのこと。

《冨岡晶》

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