【スピード速報】首都圏と地方のアップ速度差が縮み、速度パターンも似てきた
ブロードバンド
その他
注目記事
-
瑞原明奈選手や伊達朱里紗選手がアクリルスタンドプレゼント(PR))
-
【スピード速報】J:COMグループは西高東低? ダウン速度トップは北摂、アップ速度は宝塚・川西
-
【スピード速報】光ファイバのアップ速度は「団塊」の下にボトルネックが?

今回は2008年3月11日〜17日の測定データを用いて、最新の手法によりIPアドレス等を用いた発信地解析を行い、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の1都3県(首都圏)とそれら以外の43道府県(地方)に分けて、時間帯別の平均アップロード速度を算出した。また、昨年同時期の記事「地方の時間帯別アップロード速度は安定型、首都圏はピークで2倍の差」で紹介した2007年3月20日〜26日のデータと比較した。
図を見ての通り、各時間帯において首都圏が地方の1.3〜2.2倍の速度を記録した。しかし、首都圏の最速である5時台の31.2Mbpsは地方の最速(16.6Mbps)の2倍を下回っている。昨年同時期の2.7倍近い大差(首都圏最速=36.4Mbps、地方最速=13.5Mbps)に比べると、その差が大きく改善されていることがわかる。
そして、首都圏と地方で最速時間帯と最遅時間帯がほとんど同じ結果となった。最速はどちらも未明の5時台であり、最遅は夕方で首都圏は17時台、地方は16時台である。昨年同時期の首都圏最速は4時台、地方最速は19時台と全く異なっていたことと比較すると興味深い。また、昨年同時期の首都圏に見られた時間帯による激しい速度差はかなり緩和されており、逆に地方の時間帯速度差が広がっている。
以上から、この1年で首都圏と地方の時間帯別速度パターンが似通ってきたと言えよう。社会インフラにおける首都圏と地方の差が縮まりつつあるように、インターネットの速度においても少しずつ格差が解消されているかもしれない。
なお、今回はテーマを明確化するために、首都圏と地方に分けてまとめたが、地方の中には高速で知られる愛知県や大阪府も含まれており、反対に平均速度を大きく下回る県も多くある。単なる平均速度では見えなくなりやすい格差=スピードデバイトを、今後もいろいろな角度から分析していこう。
《平野正喜》
特集
この記事の写真
/
関連リンク
関連ニュース
-
【スピード速報】J:COMグループは西高東低? ダウン速度トップは北摂、アップ速度は宝塚・川西
ブロードバンド -
【スピード速報】光ファイバのアップ速度は「団塊」の下にボトルネックが?
ブロードバンド -
【スピード速報】4割強のアップロード速度はいまだに2.5Mbps未満
ブロードバンド -
【スピード速報】名古屋サーバ計測トップのコミュファ——平均58.4Mbps
ブロードバンド -
【スピード速報】昼も夜も安定して速いDTI、昼だけUSEN、夜だけASAHIネット
ブロードバンド -
【スピード速報】ぷららの都道府県別シェアは新潟・北海道で高く東高西低
ブロードバンド -
【スピード速報】過半数に迫る東日本のBフレッツ、西日本はCATVが堅調
ブロードバンド -
【スピード速報】中部テレコミュニケーション買収でKDDIの速度分布はこう変わる!
ブロードバンド