携帯リサイクルCPUボード、3Dプリンタ、FON、Twitter——第1回10大Netxplorateur発表 | RBB TODAY

携帯リサイクルCPUボード、3Dプリンタ、FON、Twitter——第1回10大Netxplorateur発表

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OLPC:すべての子供達に1台づつのラップトップコンピュータが行き渡るように
OLPC:すべての子供達に1台づつのラップトップコンピュータが行き渡るように 全 4 枚
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 Netxplorateur国際フォーラムが2008年2月14日に開催され、その席で「本年の10大Netxplorateur」が発表された。

 「Netxplorateur」は、「Net」と「Explorateur」(探索者、冒険者の意)からなる造語。Netxplorateurフォーラムは、Martine Bidegain(元エールフランス航空、経済産業省)とThierry Happe(元アヴァス・グループ)の発案で創立され、デジタル文明の未来予想や活用の好機の探求を目的に活動するものだ。今回パリの元老院(フランス上院の議事堂で、リュクサンブール宮殿)で開催された国際フォーラムは、第1回目となる。

 世界中のデジタル技術についてもっとも有望な100人の先駆者を選出し、さらにその中の経済活動や社会活動に明らかなインパクトを与えたとされた技術が「本年の10大Netxplorateur」として選出された。

 「今年の10大Netxplorateur」としては、Ronald Deibert(カナダ)の「PSIPHON(サイフォン)」、Cathy Lewis(米国)の「Desktop Factory」、Christine Revkin(スイス、UNI世界連合)、およびIBMイタリアの従業員を代表してDavide Barillari(イタリア)による「セカンドライフ上での闘争活動」、Rafi Haladjianの「Nabaztag/tag」、Tom Ilube(Garlik協会:大ブリテン・北アイルランド連合王国)の「DataPatrol」、Martin Varsavsky(アルゼンチン/スペイン)の「Fon」、Nicholas Negroponte(米国)の「OLPC:すべての子供達に1台づつのラップトップコンピュータが行き渡るように」、Vijay Pande(米国)の「Folding@home」、Jack Dorsey(米国)の「Twitter」、そして日本の北都システムの液晶付CPUボード「DVIEW(ディビュウ)」が受賞した。

 以上の受賞者は、一人づつセレモニーの主宰者、フォーラム創設者、専門家、聴衆に紹介されて、記念品として、芸術家のエルベ・ディ・ローザ(Herve di Rosa)の署名入りのトロフィーをフランス元首相であるJean-Pierre Raffarinから授与された。

 なお「DVIEW」は、「使用済み携帯電話をリユースした液晶」を利用し、CPUとグラフィックプロセッサを一体にして、これ一台でプログラムの実行と液晶画面への表示が可能な、名刺サイズの超小型CPUボード。これまでにないエコロジーを配慮した独創性と、その社会への影響が模範的であるという点で評価されたとのことだ。

《冨岡晶》

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