新しいビジュアルアートのコンペティション「ZOKEIアリーナ」表彰式 | RBB TODAY

新しいビジュアルアートのコンペティション「ZOKEIアリーナ」表彰式

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 NECビッグローブは、東京造形大学とともに、東京造形大学学生とOBを対象にした新しいビジュアルアートのコンペティション「ZOKEIアリーナ」を実施。12月1日に優秀作品制作者の表彰式を行った。

 同コンペティションはNECビッグローブが推進する、ウェブを活用した若手ビジュアルクリエイターの発掘・育成するプロジェクト“クリエイターズアリーナ”の一環として4月から始まった。BIGLOBEパブリッシングのウェブ小説「パープルレイン」を題材に、アニメ、映画、ブログパーツ、彫刻など、自由な表現方法でビジュアル作品を制作する。

 同コンペティションを始めたきっかけをビッグローブ・ゼネラル・プロデューサー・日置徹氏に聞いた。「既存のメディアでは、ビジネス以外で才能を育てる機能が薄くなっています。ウェブで小説を連載することで、その作品を見た出版社が単行本にしたり、映画会社が映画化したりなどの橋わたしをするエージェント的な役割が果たせればと。小説をビジュアル化するというのは、なにも映画やアニメだけではなくて、例えば携帯の待ち受け画面であってもいいわけです。そこで今回、美術大学の生徒さんとうまくコラボレーションできたら良いなと思ったんです。社会との接点がなかなかない学生さんたちが、BIGLOBEを通じて接点を持ってくれたら良いですね」。

 金賞を獲得したのは、デザイン学科グラフィックデザイン専攻の若松陽奈さん。同小説の“大量の髪の毛の大きな1つの塊だった”という1フレーズを読んだ時に感じた“気持ち悪さ”を表現したという。皿の表面は落ちている髪の毛、裏面は髪の毛に残っている感情を表している。

 若松さんは「今まで大学内で作品を発表する機会はありましたが、こうやって多くの人に見てもらう機会は貴重だと思います。“自分の考えに責任を持つ”ということを学べたので、今後もこの体験を活かせたらと思います」と語った。

 表彰式後の立食パーティでは、審査員に自分の作品について積極的に問う学生の姿も見られた。今後の彼らの活躍に注目したい。

《織本幸介》

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