【スピード速報(134)】《ブロードバンドアワードSpecial》北陸地区のグラフに見えるNTT西日本のフレッツの貢献度
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前回に続いて「RBB TODAY ブロードバンドアワード2008 ベストキャリアアワード」のスペシャルをお送りしよう。毎回、各地区のベストキャリアにスポットライトを当て、いろいろな角度からその強みを検証していく。
今回は、北陸地区のベストキャリアに輝いたフレッツ(NTT西日本)の平均ダウンロード速度(ダウンレート)の時間帯速度を分析する。2009年1月20日〜2月16日の北陸地区における測定データから、NTT西日本フレッツ(光)経由だと判別できたものと、回線区分がBフレッツマンション/ファミリー100/光ネクスト/光プレミアムと明記されたものを抽出し、時間帯ごとのダウンレートを1時間単位で集計した。なお、地区別&キャリア別統計のため、1週間分では件数が充分ではないことから、今回も4週間分のデータを用いている。
図を見ての通り、NTT西日本フレッツのダウンレートの最速は6時台で48.1Mbpsを記録した。北陸地区全データ平均の最速は7時間帯の41.8Mbpsなので約15%の差になっている。最遅時間帯については、NTT西日本フレッツは23時台の31.7Mbps、北陸地区全データ平均では16時台の25.9Mbpsであった。なお、全ての時間帯においてNTT西日本フレッツのダウンレートが北陸地区全データ平均を上回っている。
次に全体の波形を比較すると、朝7時台から深夜0時台にかけて、NTT西日本フレッツのグラフと北陸地区全データ平均のグラフがほぼ一定の差で並んでいることがわかる。今回、NTT西日本フレッツのデータだと判断できたデータは全データの35%であったから、3分の1にあたるNTT西日本フレッツのデータが北陸地区全体のグラフの高低にそのまま反映していることになる。つまり、NTT西日本フレッツの速度は、北陸地区全体の速度向上に貢献しており、ベストキャリアアワードの選出はこの貢献度を評価したものとも言えるだろう。
《平野正喜》
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