富士通、オーストラリアの通信会社TelstraとITサービス企業KAZを買収
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買収の結果、オーストラリアIT市場において売上高第3位、従業員約5,000人を有するITベンダーが誕生することとなる。富士通は、富士通オーストラリアのCEO、Rod Vawdreyをトップとして、現地の人材を雇用し、一般企業のみならず、連邦政府・州のニーズにあったITサービスを提供していくとのこと。富士通の経営執行役上席常務および海外ビジネスグループ長である、Richard Christouは「本買収は、富士通のオーストラリアにおける長期的ビジネス成長戦略にのっとったものです。両社の事業統合により、ITサービスとテクノロジーの両分野が強化され、コンサルティングからアプリケーションやITインフラサービスまで包括的なサービスを提供できるようになります」とのコメントを寄せている。
一方Telstra Enterprise & Government GroupのManaging Director、David Thodeyは「当社の戦略として、ITサービス事業はコアとして位置づけられなくなったためKAZを売却することにしましたが、主力ビジネスであるネットワークサービスの提供は引き続き行っていきます。私たちは今後も富士通と連携し、ITサービスとネットワークサービスを組み合わせて提供する機会を持ち続けたいと思います。これから、KAZの既存のお客様を富士通との契約へスムーズに移行できるように責任を持って支援します」と述べている。
富士通はこの買収により、大きな顧客ベースを獲得し、かつ包括的サービスを提供する力を得るとともに、オーストラリア市場のユーザに今よりも広い選択肢を提供できるとしている。また、買収を機に富士通とTelstraは、戦略的提携関係を確立しオーストラリア市場にて新たなビジネスを創造していくとのこと。さらに、KAZのこれまでの州政府を含む政府関連ビジネスでの大きな実績をあわせることにより、富士通はオーストラリア連邦政府向けのサービスの拡大およびキャンベラ州におけるプレゼンスを強化する見込みだ。
《池本淳》
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